出版社内容情報
MustではなくWantで考える
がんを治せるのであれば、治した方がよいと、私も思います。
でも、「がんを治すこと」は、がん医療の究極の目標ではありません。
重要なのは、「がんをゼロにすること」ではなく、「いい状態で長生きすること」です。
がんをゼロにすることを目指すのではなく、がんがあってもなくても、
誰もが、自分らしく、幸せを感じながら生きられるようにしたい、というのが私の願いです。
がんがあっても、「自分らしく」生きよう
「〇〇しなければ」と自分を追い詰めず、自分が心地よいこと、好きなことを大切にして、もっとラクな気持ちで、過ごしましょう。
ヨミドクターの人気連載を書籍化!
日本で一番大きながん専門病院の腫瘍内科医が、みなさんの悩みや疑問に答えます。
【目次】
内容説明
日本で一番大きながん専門病院の腫瘍内科医が、みなさんの悩みや疑問に答えます。
目次
第1章 抗がん剤と、どう向き合えばよいですか?(初めて抗がん剤治療を受けます。準備しておくべきことはありますか?;副作用があまりないのですが、抗がん剤は効いているのでしょうか? ほか)
第2章 食事や運動でがんがよくなるって本当ですか?(がんになったのは何がいけなかったのでしょうか?;食事とがんは関係あるのですか? ほか)
第3章 がん医療を活用するコツは?(がんになったとき、病院はどうやって選べばよいのでしょうか?;患者会に参加した方がよいのでしょうか? ほか)
第4章 医師とうまくつきあうには、どうすればよいですか?(担当医とうまくコミュニケーションをとるにはどうすればよいですか?;担当医と相性が合いません。担当医や病院を変えるにはどうしたらいいですか? ほか)
第5章 がんがあっても、自分らしく(がんと向き合うのは、つらく、悲しく、不安でいっぱいです。どうすれば前向きになれますか?;がんになってからずっと気持ちが晴れません。どうしたらよいのでしょうか? ほか)
著者等紹介
高野利実[タカノトシミ]
1972年、東京生まれ。1998年、東京大学医学部卒業。腫瘍内科医を志し、2002年より国立がんセンター中央病院内科で研修後、2005年、東京共済病院腫瘍内科を開設、2008年、帝京大学医学部附属病院腫瘍内科講師、2010年、虎の門病院臨床腫瘍科部長と、3つの病院で「腫瘍内科」を立ち上げた。2020年、がん研有明病院に乳腺内科部長として赴任し、2021年、院長補佐。臨床教育研修センター長、および、トータルケアセンター副センター長も兼任し、がん診療、研究、患者支援、教育に力を入れている。西日本がん研究機構(WJOG)乳腺委員長も務め、乳がんに関する全国規模の臨床試験や医師主導治験に取り組んでいる。日本臨床腫瘍学会(JSMO)では、専門医部会長として、日本の腫瘍内科普及に尽力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



