出版社内容情報
40代、50代はまだ老いてはいないが若いとも言えない。
これから老いるという意味で「未老の世代」と呼べるだろう。
老いの手前にいる人に、上手に「老いる」秘訣を紹介する。
内容説明
医師が見つめた麗しき老人たちの生活と意見。人生100年時代を生きるためのヒント。
目次
第1章 「老人デイケア」事始め
第2章 老いの不思議世界
第3章 90歳のアイドルたち
第4章 老人介護の裏ワザ
第5章 介護保険で何ができる?
第6章 「医療幻想」は不幸のもと
第7章 老人介護はみんなの問題
第8章 あらまほしき老人たち
著者等紹介
久坂部羊[クサカベヨウ]
1955年、大阪生まれ。医師・作家。大阪大学医学部卒業。2003年、小説『廃用身』でデビュー。2014年、『悪医』で第3回日本医療小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Karl Heintz Schneider
38
心に刺さったのはこの言葉「老親介護は子育てに似ている。」存命中の母に熱心にデイケアセンターに行くよう勧めた私は沢山の人の中に交じって生き生きと過ごしてほしいと思いつつ実はボケてほしくないという自分の都合があったのかもしれない。母に内緒でそうっとデイケアセンターを覗きに行ったら生き生きどころか部屋の隅で布団で寝ている母を目の当たりにしそこで初めて自分の浅はかさを知った。良かれと思ってしたことは得てして自己満足だったりする。自分が子供の頃親にされたことを今度は老いた親にしている。次は私の番なのかもしれない。2025/10/09
きさらぎ
13
著者が小説家になる前に本名名義で刊行した本の新装版。23年前で、日本が超高齢社会になりつつある時代の著書だけど、今も大筋で考えは変わらないらしい。ということは当時としては時代先取りの考え方だったと思う。当時から、医師として患者に「検査をしなければよかった」「押しつけがましい検査」と罪悪感を感じてきたことが今に繋がっているのかもしれない。老人介護をめぐる環境については少し古さを感じる。2025/09/02
みんな本や雑誌が大好き!?
2
外務省の医務官として海外の大使館勤務が長く、中年になって帰国しての就職先として、老人デイケアクリニックの勤務医を選び、そこでの老人(認知症)患者相手の見聞をまとめた本です。認知症にも「怒り認知症」「泣き認知症」「笑い認知症」「意地悪認知症」「インテリ認知症」様々なタイプがあるとのこと。そのタイプによって、医師や看護婦(看護師)などが御しやすいというか、対処しやすいというか、困惑、苦労させられるというか、いろんな事例が発生するようです。その事例には、笑えるものもありますが、ううむと唸ってしまうものもあり。2025/07/17
シュウヘイ
1
老人施設でのエッセイ的な内容 老人とは?2025/08/25
Go Extreme
1
https://claude.ai/public/artifacts/4bcfffe6-03ac-482d-9737-2f2d7acdd8ea 2025/06/22