日本人の魂の香り―世界に誇るヤマト民族の叡智

田尻 成美【著】

ビジネス社（2023/12発売）

• サイズ 46判／ページ数 200p／高さ 20cm
• 商品コード 9784828425795
• NDC分類 361.5
• Cコード C0036

出版社内容情報

こんなにすごい日本文化の底力！

西村幸祐氏推薦！
「素敵な日本。その文化と生活様式の秘密を、まったく新しい視点から読み解く、驚異の書。未来が見えない時代に、日本人が共有したい真実が描かれている」

世界に誇るヤマトの「争わない」の生き方
日本人だから、これができた！
世界が知らなかった日本人を「発見」する
戦わない生き方――日本人の「魂」

内容説明

宇宙の仕組みを生活の知恵に落とし込み、しなやかに生きてきた日本人。欧米諸国が衰退する中、ラスボスとして浮上する日本文化には、シンプルで深い叡智が秘められていた！

目次

第１章　親と子（日本人の心の拠り所；分かっているのに、分けられない；ポスト「褒め育」の切り札；親が子に願うこと）
第２章　世界に誇る、日本の美意識（母音と「父韻」；引いてこそ；「ものづくり」が作る「もの」；宇宙にひそむ「比率」と「かたち」；アンチ・エイジング；「品」はどこから来るか）
第３章　日本人が生み出した空間と所作（「和」の空間、その秘密；戦わない生き方；和の国は「環の国」；座り、立ち、歩く―この奥深い所作の秘密；夏こそ着物を―「まなざしの美学」とともに）
第４章　日本人だから感じられる「自然」の力（桜の「さ」は、どんな意味？；「菌」労感謝、していますか？；日本人が変えた「米作り」；「米作り」が変えた日本人）
第５章　自と他―「敵」も味方に（ナンバー１よりオンリー２；実は凄い、「穢れ」という考え方；敵で「素敵」に；集団が病む理由とは？；「師」はどこに？；マナー、サービス、おもてなし）

著者等紹介

田尻成美［タジリシゲミ］
神奈川県出身。早稲田大学第一文学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。専門は比較文学・修辞学。短大講師を経て現在はＴＫＫホールディングス（株）、ＴＫＫエンジニアリング（株）、ＴＫＫエンターテインメント（株）の取締役（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[tamami]

著者の専門は比較文学・修辞学。育児の傍ら専門を生かして多数の論文やエッセイを投稿、絵本の著作もある。本書はメルマガ「よこはまＮＯＷ」に掲載のもの。日常生活が潜ませている日本文化の奥深さや教育に培う力について、静かに語りかける。第四章日本人だから感じられる｢自然」の力、では、桜(さくら)の「さ」には｢神様」という意味もあり、「さくら」は、さ＋くら(座)、神がお出でになる場であるという。さ・け(酒＝神様の食べ物)、さ・かい(境＝神様と人間のいる場所の境界)等々の説を興味深く読む。各地の地名解明の一助となるか？

2023/12/09