出版社内容情報
宗教観、国民性、仕事観・・・・・・
稀代の知識人による「日本」を巡るクロストーク
私たちの“常識”は、本当に“常識”なのか?
◎「信頼」は果たして美徳なのだろうか?
◎胸中の思いを言語化することを、躊躇するのはなぜなのか?
◎マスコミの情報に、なぜ囚われるのか?
◎「世間体」に縛られるのはなぜか?
◎エンターテイメントは、なぜ必要なのか?
世界各国に滞在し、日本をグローバルな視点で見つめる漫画家・文筆家・画家のヤマザキマリと、
東アジアの歴史に造詣が深い作家・豊田有恒が、世界のなかでの日本の独自性、国民性について語り合う。
「空気を読むことを求められる」「出る杭は打たれる」「ヘンだと思っても口にしない」など
私たち日本人が“常識”と思っていることが、世界では“非常識”なのかもしれない。
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「日本は、アジアのなかでも、
かなり独自の文化を持っているといえます。」作家 豊田有恒
「コロナ禍で久しぶりに長く日本に滞在したことで、
この国の特異性をしみじみ痛感しました。」漫画家・文筆家・画家 ヤマザキマリ
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『鉄腕アトム』『宇宙戦艦ヤマト』などのアニメの制作に携わり、SF小説、歴史小説、さらに社会評論など、幅広い分野で執筆活動を続ける作家・豊田有恒と、『テルマエ・ロマエ』や『プリニウス』(とり・みき氏と共著)などで知られる漫画家・文筆家のヤマザキマリが、世界の中の日本の独自性について語り合う。海外に関する知見が豊富な2人は、日本人が「当たり前」と思っている日常の中に、不思議な習性が潜んでいることを掘り下げていく。
内容説明
世界各地に滞在し、日本をグローバルな視点で見つめる漫画家・文筆家・画家のヤマザキマリと、東アジアの歴史に造詣が深い作家・豊田有恒が、世界のなかでの日本の独自性、国民性について語り合う。「空気を読むことを求められる」「出る杭は打たれる」「ヘンだと思っても口にしない」など、私たち日本人が“常識”と思っていることが、世界では“非常識”なのかもしれない。
目次
第1章 「信じる」は美徳なのだろうか?(変わり身の早い国民性;予定調和は存在しない ほか)
第2章 国境を越えるということ(長いものに巻かれるのはなぜ?;議論を熟成させるには ほか)
第3章 日本人のバックボーン=神道は多神教(古代ローマと日本の類似点;神は生きていくうえでのサンプル ほか)
第4章 宗教とエンターテインメントと政治を考える(「統一」の勘違い;日本人は宗教に免疫がない? ほか)
第5章 水木しげると手塚治虫(ダメージを恐れず生きていく;抗えない経験が感性を育む ほか)
著者等紹介
豊田有恒[トヨタアリツネ]
1938年、群馬県生まれ。島根県立大学名誉教授。若くしてSF小説界にデビュー。歴史小説や社会評論など幅広い分野で執筆活動を続ける一方、古代日本史を東アジアの流れのなかに位置づける言説を展開して活躍
ヤマザキマリ[ヤマザキマリ]
1967年東京生まれ。漫画家・文筆家・画家。東京造形大学客員教授。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。2010年『テルマエ・ロマエ』(エンターブレイン)で第3回マンガ大賞受賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞。15年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。17年イタリア共和国星勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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