不思議の国ニッポン

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784828424941
  • NDC分類 302.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

宗教観、国民性、仕事観・・・・・・
稀代の知識人による「日本」を巡るクロストーク

私たちの“常識”は、本当に“常識”なのか?
◎「信頼」は果たして美徳なのだろうか?
◎胸中の思いを言語化することを、躊躇するのはなぜなのか?
◎マスコミの情報に、なぜ囚われるのか?
◎「世間体」に縛られるのはなぜか?
◎エンターテイメントは、なぜ必要なのか?

世界各国に滞在し、日本をグローバルな視点で見つめる漫画家・文筆家・画家のヤマザキマリと、
東アジアの歴史に造詣が深い作家・豊田有恒が、世界のなかでの日本の独自性、国民性について語り合う。
「空気を読むことを求められる」「出る杭は打たれる」「ヘンだと思っても口にしない」など
私たち日本人が“常識”と思っていることが、世界では“非常識”なのかもしれない。

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「日本は、アジアのなかでも、
かなり独自の文化を持っているといえます。」作家 豊田有恒

「コロナ禍で久しぶりに長く日本に滞在したことで、
この国の特異性をしみじみ痛感しました。」漫画家・文筆家・画家 ヤマザキマリ
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『鉄腕アトム』『宇宙戦艦ヤマト』などのアニメの制作に携わり、SF小説、歴史小説、さらに社会評論など、幅広い分野で執筆活動を続ける作家・豊田有恒と、『テルマエ・ロマエ』や『プリニウス』(とり・みき氏と共著)などで知られる漫画家・文筆家のヤマザキマリが、世界の中の日本の独自性について語り合う。海外に関する知見が豊富な2人は、日本人が「当たり前」と思っている日常の中に、不思議な習性が潜んでいることを掘り下げていく。

内容説明

世界各地に滞在し、日本をグローバルな視点で見つめる漫画家・文筆家・画家のヤマザキマリと、東アジアの歴史に造詣が深い作家・豊田有恒が、世界のなかでの日本の独自性、国民性について語り合う。「空気を読むことを求められる」「出る杭は打たれる」「ヘンだと思っても口にしない」など、私たち日本人が“常識”と思っていることが、世界では“非常識”なのかもしれない。

目次

第1章 「信じる」は美徳なのだろうか?(変わり身の早い国民性;予定調和は存在しない ほか)
第2章 国境を越えるということ(長いものに巻かれるのはなぜ?;議論を熟成させるには ほか)
第3章 日本人のバックボーン=神道は多神教(古代ローマと日本の類似点;神は生きていくうえでのサンプル ほか)
第4章 宗教とエンターテインメントと政治を考える(「統一」の勘違い;日本人は宗教に免疫がない? ほか)
第5章 水木しげると手塚治虫(ダメージを恐れず生きていく;抗えない経験が感性を育む ほか)

著者等紹介

豊田有恒[トヨタアリツネ]
1938年、群馬県生まれ。島根県立大学名誉教授。若くしてSF小説界にデビュー。歴史小説や社会評論など幅広い分野で執筆活動を続ける一方、古代日本史を東アジアの流れのなかに位置づける言説を展開して活躍

ヤマザキマリ[ヤマザキマリ]
1967年東京生まれ。漫画家・文筆家・画家。東京造形大学客員教授。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。2010年『テルマエ・ロマエ』(エンターブレイン)で第3回マンガ大賞受賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞。15年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。17年イタリア共和国星勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

92
豊田有恒さんとヤマザキマリさんの日本を中心とした対談集です。豊田さんがこの対談のしばらく後になくなられていたとは知りませんでした。豊田さんの作品は昔、「両面宿儺」という伝奇SF的な作品を読んだ覚えがあり、当時半村良さんと並んで好きな作家さんでしたが最近はご無沙汰でした。この対談では、どちらかというとヤマザキさんの発言の方が多い感じでやはり年齢差があるという気がしました。手塚治虫と水木しげる(豊田さんはかなりお二人との関係があったようです)についての対談が楽しめました。2025/03/26

yamatoshiuruhashi

48
私の世代のSFファンにとっては巨匠であり先駆者である豊田有恒と、テルマエロマエのヤマザキマリの対談。日常の日本とイタリアの違いから始まるが、カトリックの総本山のローマですらその起源はローマ神話の多神教。日本との多々の共通点もありながら多くの相違点も。グローバルな視点から日本を語り合うお二人に引き込まれていく。文化、社会、恐れることなく政治や外交にまで話が当然のように発展し面白い。映画化され大ヒットしたテルマエロマエでヤマザキマリはわずか200万円しか支払われていないとは酷い話である。2023/03/11

Tomomi Yazaki

14
今でこそ海外から注目される日本。和食に始まり、秩序を保つその礼儀正しさが世界から称賛されている。でも少し前までは帝国主義がまかり通り、国民は虐げられてきた。本書は、韓国に詳しいSF作家の豊田有恒氏と、イタリアに住んでいた漫画家が対談してそんな日本の生活、文化を国民性や宗教、政治の分野から分析・評価する。日本特有の国民性は島国ならではの特性。だからこそ注目される日本。ちょっとした当たり前の親切が、異国からは驚きと感動を呼ぶようです。PS.奇しくも本書を読み終えた今日、豊田有恒さんの訃報を知りました。2023/12/06

Nobu A

11
ヤマザキマリ著書4冊目+豊田有恒初読。今月発売の新刊ホヤホヤ。定価購入は財布には痛かったが、読み応え十分で元は取れた。まず、タイトルの不思議「な」ではなく「の」国ニッポンに両名の日本に対する気持ちが如実に表れている。学生時代にイタリアに留学したヤマザキと韓国に何度も訪れ造詣が深い豊田。国際感覚豊かな二人が日本の「同調圧力」や「世間体」を気にする日本文化を縦横無尽に語る。特に言語面の語彙の乏しさと漫画面のヒーローグループ人気の犀利な観察と慧敏な考察が目を引く。一神教と多神教の違いから来る影響も興味深い。2023/03/16

inaryoXD11

10
日本の不思議な点(他国と違うこと)がたくさん書かれているのかと思ったのですが、それほどでもなかった。昔と今の違いの方が多いかな…。多神教と一神教による違いということでは、イタリアはローマ神話が基盤にあるので日本寄り? 宗教とエンタメ、孤高のヒーローからグループ化などの話題は興味深く読ませてもらった。いまや仮面ライダーも集団ですから…。大学と大学生の危機感、クリエーターへのリスペクトなどについては日本は大丈夫か?と思った。ヤマザキさんは初めてでしたが、読んでいた波長が合いそうで、他にも読みたいですね。2023/07/25

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