出版社内容情報
日本人が絶対に知らない、紅いベールに包まれた習近平3期目の実態と中国の行く末を、現地からの独自情報を基に徹底的に明らかにする最新中国分析本の決定版!
党大会における異様な胡錦濤の退場劇、強硬なゼロコロナとそれに対する民衆の反発、さらにそれを受けた急激なゼロコロナ路線の転換、ウクライナ戦争後を視野に入れたロシア、中東との外交関係の実態、そしてますます激化するアメリカとの経済と軍事をめぐる覇権争い――。これらは一体どうなっていくのか。そして、中国にとってもっとも重要な台湾への侵攻は、いつ、どれくらいの確率で起こるのか。党大会後、新たに発足した異例の習近平3期目の真の狙いと、中国国内で起きているアフターコロナの現実、さらには台湾で起きている地殻変動をベースに、世界における中国、中国における世界、そして日本の進むべき道について、中国のことを知り尽くしたジャーナリストが、世界一見えづらい国の見たくない現実を徹底的に明らかにする!
内容説明
14億人の頂点に立つ男の強さとしたたかさの秘密!いつ、どのように台湾へ侵攻するのか?世界をどう変えようとしているのか?中国の未来を冷徹に読み解く!!日本人がいま知っておくべき習近平3期目の真の姿を最強チャイナウォッチャーが徹底解説!
目次
第1章 習近平3期目の正しい読み解き方 理由1―権力基盤の「強靱化」(習近平の「イエスマン」とは、どんな人たちなのか?;20大への評価に表れた西側と中国のズレ ほか)
第2章 台湾侵攻と平和統一という“矛盾”の意味 理由2―対台湾戦略の「軟化」(絵空事ではない中国による「台湾統一」;習近平が20大で明かした台湾への「野心」の意味 ほか)
第3章 習近平の権力と中国共産党の抜き差しならぬ関係 理由3―党・軍・大衆の「呉越同舟」(温家宝が説いた「政治体制改革」の真意;「時計アニキ」「人肉検索」「請遊泳!」「爆破予告」 ほか)
第4章 中国が着々と構築する新たな世界的枠組みの実態 理由4 ポスト戦後の「合従連衡戦略」(「中国にアフリカの資源を渡さない」;中国のキッシンジャーとなる王滬寧 ほか)
著者等紹介
富坂聰[トミサカサトシ]
1964年愛知県生まれ。北京大学中文系に留学した後、週刊誌記者などを経てフリージャーナリストに。94年『「龍の伝人」たち』(小学館)で、21世紀国際ノンフィクション大賞(現・小学館ノンフィクション大賞)優秀賞を受賞。新聞・雑誌への執筆、テレビコメンテーターとしても活躍。2014年より拓殖大学海外事情研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tomonori Yonezawa