出版社内容情報
親日国という幻想!
巧妙な反米戦略。
トルコ、イランの本音とは?
各国の思惑が交差する、「新たな冷戦」の未来地図を描き出す!
中国・ロシアなど権威主義国家と、欧米・日本など民主主義陣営による「新たな冷戦」が迫っている。ここで日本人が見落としているのが中東エリアのイスラム勢力だ。豊富な資源を抱え、経済力も高く、人口も多い。トルコやイラン、サウジアラビアなどは、両陣営に対して強い影響力を行使している。さらに中東には、イスラエルという同時のパワーも存在する。世界の行く末を読み解く上で、中東エリアは重要なカギを握るのだ。本書では、かつて中東に在住し、内部事情に精通するジャーナリストと研究者が、「2020年代の中東の知られざる真実」を明らかにする。そのうえで、「中東の国々は親日的」との幻想を日本人が捨て、中東勢力と「ギブ・アンド・テイク」なつきあい方をして、利益を得る方策を提案する。
対イランでアラブとイスラエルが接近/米国の支援金がテロリストの報酬に/イスラムの世界征服は本気だ!/「八方美人のコウモリ国家」トルコ/ウイグル人の命を中国に売ったエルドアン/大帝国復活を夢見る指導者たち/独裁よりも問題な「帝国主義」/中東は「親日国」ばかりは嘘/日本を小バカにしているイラン/「スンナ派vs.シーア派」は間違い/拡大する「戦争の宗教」/イスラム教徒が日本を覆う日
内容説明
親日国という幻想!巧妙な反米戦略。トルコ、イランの本音とは?
目次
第1部 中東を見れば世界がわかる(中東の大地殻変動;中東から見た新冷戦;「日本の役割」という幻想からの脱却)
第2部 中東混乱の元凶は何か(イラン・イスラム革命の衝撃;知らなかったでは済まないイスラム教)
著者等紹介
高山正之[タカヤママサユキ]
1942年東京生まれ。ジャーナリスト。1965年、東京都立大学卒業後、産経新聞社入社。社会部デスクを経て、テヘラン、ロサンゼルス各支局長。1998年より3年間、産経新聞夕刊一面にて時事コラム「異見自在」を担当し、その辛口ぶりが評判となる。2001年から2007年まで帝京大学教授。『週刊新潮』「変見自在」など名コラムニストとして知られる
飯山陽[イイヤマアカリ]
1976年東京生まれ。イスラム思想研究者。麗澤大学客員教授。上智大学文学部史学科卒。東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻イスラム学専門分野博士課程単位取得退学。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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