出版社内容情報
憲法改正は日本の安全保障上、喫緊の課題だ! その機器を認識していない日本人へ警笛を鳴らす一冊。
2022年8月、米ペロシ下院議長の訪台に抗議、中国は弾道ミサイルを発射。うち5発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。台湾をめぐる情勢は緊張を増している。しかし、現在の日本は、有事の際になすすべがない。日本国憲法は、軍事力を持つことを認めていないからだ。日本国憲法は、戦後75年もの長きにわたって一度も改正されていない。そのような憲法は、世界にない。まさに化石の憲法なのである。中国とアメリカの対立、ロシアと親密さを増す中国など、世界情勢が大きく変化しているなかで、日本国憲法を守り続けることがいかに危険か、なぜ日本人は日本国憲法を神聖視するようになったのか、さらに、憲法改正案などについて、保守の論客2人が討論する。
内容説明
現行憲法では日本を守れない。中露北朝鮮という核攻撃も辞さない「悪の枢軸国」から日本を守るには、憲法改正がぜひとも必要である。
目次
第1章 「平和憲法」の眠りを覚ます“核危機”(中国と憲法という内外二重の危機;日本国憲法は自衛戦争を認めている!? ほか)
第2章 「悪の枢軸国」の地政学(アフガニスタン撤退の目的は中国;バイデン大統領という世界的リスク ほか)
第3章 “内なる敵”日本国憲法の呪縛(統一教会と創価学会どっちが問題か;アメリカより過激な日本の「政教分離」 ほか)
第4章 天皇を脅しに「革命」を押し付けた占領政策(天皇を守ろうとしたマッカーサーの戦い;GHQ vs.陸軍 ほか)
第5章 「戦後レジーム」からの真の脱却(選挙の決定が民主主義の根幹;日本に巣食っていた「小沢政治」の終焉 ほか)
著者等紹介
櫻井よしこ[サクライヨシコ]
ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、日本テレビ・ニュースキャスター等を経て、フリー・ジャーナリストとして活躍。「エイズ犯罪血友病患者の悲劇」(中公文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞、「日本の危機」(新潮文庫)を軸とする言論活動で菊池寛賞を受賞。2007年に国家基本問題研究所(国基研)を設立し理事長に就任。2010年、日本再生に向けた精力的な言論活動が高く評価され、正論大賞を受賞した
ギルバート,ケント[ギルバート,ケント] [Gilbert,Kent]
1952年、アメリカ合衆国アイダホ州に生まれる。カリフォルニア州弁護士、経営学修士(MBA)、法務博士(ジュリスドクター)。1970年、ブリガムヤング大学に入学。翌1971年に宣教師として初来日。その後、国際法律事務所に就職し、企業への法律コンサルタントとして再来日。弁護士業と並行してテレビに出演。2015年、アパ日本再興財団による「第8回「真の近現代史観」懸賞論文」の最優秀藤誠志賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。