出版社内容情報
猫組長[ネコクミチョウ]
著・文・その他
内容説明
凶暴なロシア、傍若無人な中国、崩れゆくアメリカとどう付き合うべきか?“安倍後”を読み解くマネー、オイル、暴力の新方程式。真のリーダーを失った日本人が知っておくべき平時の常識を根底から覆す黒い原理!裏の裏まで知りすぎた元経済ヤクザが経済・投資の本質、日本と世界を待ち受ける未来から、私たちが豊かに生きる知恵とノウハウに至るまで徹底解説!
目次
第1章 「安倍外交」で一変したユーラシアの地政学的ベクトル
第2章 インフレとグリーン政策と戦争の「不気味なハーモニー」
第3章 「世界再編」へと突き進む赤いロシアの「黒い現実」
第4章 「賢者」だけが知っている泥沼の「アフター・ウクライナ」
第5章 「戦時経済」を勝ち抜くために必要な正しい「投資観」の磨き方
第6章 日本の未来を左右する「エネルギー安全保障」と安倍氏の「遺産」
著者等紹介
猫組長[ネコクミチョウ]
1964年生まれ。兵庫県神戸市出身。元山口組系組長。評論家。大学中退後、不動産会社に入社し、その後、投資顧問会社へ移籍。バブルの波に乗って順調に稼ぐも、バブル崩壊で大きな借金を抱える。このとき、債権者の1人であった山口組系組長を頼ったことでヤクザ人生が始まり、インサイダー取引などを経験。石油取引を通じて国際金融の知識とスキルを得る。現在は引退して評論、執筆活動などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
19
お気に入りに登録している方の感想に興味を惹かれて、手に取りました。<2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻から、世界は暴力に支配されるようになったと私は考えている>と、開始早々あり、そこにタイトルにも入っている〝地政学”を絡めて、説明しています。さらに、<「戦時経済」では「暴力」が勝敗を決定する。しかも勝負は 資源・エネルギーなどの戦略物質を巡って行われる>とあり(続く2023/10/18
羊山羊
14
この著者さんの経歴スゲー!地政学によって読み解く対象を「マネー」「暴力」の2つに絞り、露―宇戦争というマクロな問題から投資という身近かつマクロな問題に繋げる。ロシアの現状分析は秀逸かつ読み応えバツグンの一言、また、戦争終結の条件を「①ロシア軍の戦力が戦線継続不可能なレベルまで損耗する。②プーチン大統領自ら軍事的には「ギブアップ」をする一方で政治的には勝利する。③ロシア国民が「敗北」を「敗北」として認識しない。P151」と喝破している点の凄味と野生の感には拍手しかない→2023/07/17
あきひと
6
元投資顧問で元山口組系の組長としての経験を持つ著者が、現在の「戦時」の正体を地政学に解説し、戦時における投資について考えるべきとの流れで構成。 ロシアへの経済制裁に対するロシアンマフィアの活動実態やリムランドという言葉の意味などの理解に繋がりましたし、全体として分かりやすく頭の整理に役立ちました。2023/03/10
ray
4
☆4 韓国の仮想敵国は北ではなく日本。南北統一で核保有国。環境政策は米民主党の利権。多数環境ファンドを立ち上げ環境ビジネス。オバマ氏は石油輸入の為の軍事費削減と国内経済の為、環境政策掲げシェールオイルガス採掘。温暖化の為ではなく化石エネから新エネ移行でのマネー創造。米が世界の警察を辞めたことで、ロシア帝国復活の野望。対話の意図がない暴力の解決には暴力だけ。核から守るためには同量の力・核が必要。北方領土は外交では決して戻らない。再エネFIT法で日本国民は負担強いられ関係業者だけが暴利。無資源国は原発が必要。2022/12/05
アンコ釘
1
常任理事国ロシアのウクライナ侵略戦争で戦後の国連安全保障体制が崩壊し、世界は平時から戦時に変わった認識しろ。中国ロシア北朝鮮という反日敵国に囲まれている地政学的思考は常識だ。暴力の支配する新世界というもの。コロナ禍のクレジットバブルの異様性。自称言論人、自称文化人…いわゆるアベガーによる下衆な情報が下衆な情報を拡大再生産、情報貧民による憎悪の連鎖を変えるイーロンマスクによるリベラル左翼活動家=愚か者にマネーを流すなTwitter改革。再生エネルギー、太陽光パネルにマネーを流すな。エネルギー安全保障を理解。2025/03/21