出版社内容情報
なぜ日本は日露戦争に勝利し、第二次世界大戦で大敗したのか? 幕末維新からロシア革命、世界大戦、トランプ現象まで、シティ&ウォール街が黒幕だった! 近現代200年の世界情勢、日本史の「通説」を覆し、真相がわかる眼からウロコの一冊。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あらいぐま
27
経済、金の流れから近現代史を読み解く。ウォール街に牛耳られたアメリカとロシア、中国の共産主義に気をつけろと主張している本書。アメリカが裏で何をやっているかなんて政治家やメディアは絶対に言わないが、多くの人が薄々気づいているし、日本もそれに乗っかっているだけではダメな時期に来ていると思うけどね。2024/07/14
ta_chanko
24
最近まで陰謀論・歴史修正主義と見なされてきたが、少しずつ世界の歴史認識が変わりつつある。第二次世界大戦期はファシズムを、冷戦期には共産主義を絶対悪として正当化されてきた軍事行動も、その裏には戦争を起こすことで利益を得られる国際金融資本の意図があった。もちろん冷戦後の現代においても。世界はリアリズムで動いている。イギリスのようにしたたかに国際社会で立ち回ることも必要。いつまでも対米従属ではいられない。真に自立した国になるためにはどうすればよいか。これからの日本の最大の課題。2022/05/06
KAN
24
ひとつのテーマに二人の著者のコメントが積み重ねられていく形で19世紀以後の200年に渡る世界の動きが概観できる。いわゆる歴史修正主義的なものの見方になるけれど、要は自分たちが育ってきた言論空間、思想自体が、一つの時代の偏りを持った世界で培われてきたものであることを痛感することになる。根底に一つの国、民族、人間存在の意義をしっかり持って歴史を学ぶ態度が必要になるのかもしれない。2022/03/30
出世八五郎
20
初め陰謀論で同じみの銀行家の名前(JPモルガン、ジェイコブ・シフ、ロックフェラー、ロスチャイルド、ポール・ウォーバーグ)がずらりと出てきます。馬渕睦夫の言説も取り上げられ陰謀論の臭いがプンプンする。しかし北朝鮮による日本人拉致も初めは陰謀論扱いされていたと何処かで聞いたのもあり、全て陰謀論で否定する必要はない。世界はグローバリスト金融資本家と共産主義者に二分されていると言う。副島隆彦は世界は人間を人間らしく扱えという愛の思想と合理思考の戦いだと言っていた。近衛文麿が米研究者の間では軽い扱いというのは以外。2022/11/24
M.O.
14
難しかったー! 世界史をしっかり知っていないと世の中の流れが掴めないな、と改めて知らされた内容。 しかし腹黒い欧米に日本は巻かれずにやって行けるのだろうか?ということだけは分かった。 再読要。2025/04/04