出版社内容情報
利上げと資源高で国際情勢は一触即発
暴力で読み解く世界経済
恒大問題でチャイナ大激震
コロナ後の国際情勢を決めるのは黒いマネーの動きだ。株価、債券、資源価格はどうなるのか。
ついに世界恐慌は起きるのか。2030年を読む「黒いおカネの教科書」
内容説明
利上げと資源高で国際情勢は一触即発。暴力で読み解く世界経済。
目次
第1章 アフター・コロナの持続可能な破壊
第2章 民主主義と独裁の価値転換
第3章 チャイナ・ショックの引き金を引き債務
第4章 利上げと資源高で世界は一触即発
第5章 暗号資産が「ニューエコノミー」に許された理由
第6章 「実現不可能」をビジネスにする黒い経済界
第7章 健全な暴力に健全な経済は宿る
著者等紹介
猫組長[ネコクミチョウ]
1964年生まれ。兵庫県神戸市出身。元山口組系組長。評論家。大学中退後、不動産会社に入社し、のち投資顧問会社へ移籍。バブルの波に乗って順調に稼ぐも、バブル崩壊で大きな借金を抱える。この時、債権者の1人であった山口組系組長を頼ったことでヤクザ人生が始まり、インサイダー取引を経験。石油取引を通じて国際金融の知識とスキルを得る。現在は引退して執筆活動などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まゆまゆ
14
世界、特に中国とアメリカで何が起きているのかを理解しないと、これから起こることを正しく理解できない。新型コロナは疫病であって、終息すれば元通りと考えるのは大間違い。コロナ禍によって信用という社会構造が破壊された、いわば暴力であるとして、対抗するにはまた暴力が必要である、と説く。2022/02/15
Tenouji
7
「暴力」という切り口の、大国経済の話しは、面白い。が、私自身、もうマネーゲームの話しに興味がないのだろう、後半失速。2022/01/07
復活!! あくびちゃん!
7
面白い! ちょっと“暴力”という言葉を引っ張りすぎている嫌いはあるが、他の経済をささやく人達(笑)と比べて視点が違うため、とても参考になる点が多い。最近は猫組長一筋! です。(=^・^=)ニャ~ン2021/12/07
復活!! あくびちゃん!
6
再読。この著者の分析は、やはりすごいと再認識した。多分「経済的にいかに利益を得るか」ということを純粋に追及している(思想や世間の動向に影響を受けない)からだろう。関心しました。2022/04/06
らる
4
コロナ禍は経済的打撃だけでなく「社会構造を破壊している」/コロナは人間社会の根底を支える信用を崩壊させる暴力。暴力に対抗できるのは暴力しかない。イスラエルは「自由の権利」を制限することで世界一早く国民ほぼ全員のワクチン供給に成功した。自由の制限は暴力である。日本の緊急事態宣言も一種の緩慢な国家暴力である/暴力の行使主体は国家でなければならず、目的は「公共の福祉」でなければならず、その暴力は「コントロール」されなければならない/そして国家をコントロールするのは主権者である国民である。2022/05/15