内容説明
「神」の意味、教えの違い・意外な共通点から、宗教対立の本質、日本への知られざる影響まで、世界基準の「知性の土台」が瞬速で理解できる!
目次
第1章 キリスト教はなぜ世界宗教になれたのか
第2章 宗教改革と現代日本はつながっている
第3章 イスラームの価値を守る人々
第4章 イスラームはどこへ向かうのか
終章 人間はなぜ宗教を求めるのか
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年、静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程等を経て、現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。TVコメンテーターとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カレー好き
25
宗教はアイデンティティをつくる。ユダヤ教徒はなぜ世界に大きな影響力を持つのか。プラットホームとしての旧約聖書。パレスチナ問題は宗教戦争ではなく政治の争い。日本人の曖昧さには合わないのか、根付いていないから曖昧なのか。⭐︎3つ2021/07/23
真琴
9
日本人に馴染みのないイスラーム教。キリスト教に次に信者の占める宗教とのこと。欲望・不安というものを宗教に求め、アイディンティともなる。2021/08/15
とある内科医
5
図書館より。 齋藤先生による宗教本で、もちろん圧倒的にわかりやすいのだけど、ここはさっと通り過ぎて他の本と読み合わせよう。2021/08/28
robamimim
2
キリスト教とイスラム教。十字軍だのテロだの世界を滅ぼすまで兄弟喧嘩をやめない気なのか。ニュースを見るたびうんざりする。それでもボランティアに一生懸命なキリスト教の人たちや、旅先で親切にしてくれたイスラム教の人たちはほんとにいい人たちだった。親切の根幹がもともとのイエスキリストやマホメットの教えであって、他人を憎むように仕向けるのは後世の教えなんじゃないかと思う。それでも長い時間をかけて変化する要素があるなら、いつかこの兄弟が仲良くできる世界がくると信じたい。2021/10/17
Go Extreme
2
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