オードリー・タン―日本人のためのデジタル未来学

早川 友久【著】

ビジネス社（2021/04発売）

• サイズ 46判／ページ数 223p／高さ 19cm
• 商品コード 9784828422664
• NDC分類 007.3
• Cコード C0036

内容説明

ＡＩ、ＤＸからダイバーシティまで「オードリー流デジタル入門」。

目次

第１章　「未来」をゼロからつくり上げる独創思考（学校へ行く時間をムダにするより、インターネットを通じて学ぶほうがいい；自分はパイプ役をしただけで、マスクマップをつくったのはプログラマーたち　ほか）
第２章　「自由」をつかみ取るために必要な共鳴思考（徹底して自由を尊重する家庭だったからこそ、いまの私があるのです；なんで、みんなと同じことをしなきゃいけないの？　ほか）
第３章　「危機」を即座にチャンスに変える加速思考（前例や慣習に囚われ、限られた人たちだけで進めていたら、デジタル革命は間違いなく不可能でしょう；デジタルを使える人間だけがＤＸに取り組んでも、成功はおぼつかない　ほか）
第４章　「能力」を最大限に引き出す多元思考（実際、２歳とか３歳の子どもというのは非常に創造的なのですが…文化や業界、年齢などの違いは、私たちがお互いに協力するうえで、実はハードルにはなりません　ほか）
終章　オードリー流思考術＋台湾的柔軟性＝日本の未来サバイバル戦略（デジタルの世界で花開いた台湾の“柔軟性”；ハッカーたちが大事にする「公開・透明・協力」　ほか）

著者等紹介

早川友久［ハヤカワトモヒサ］
ライター、翻訳家、李登輝元総統秘書。１９７７年、栃木県足利市生まれ。現在、台湾台北市在住。早稲田大学卒。「台湾民主化の父」と呼ばれた故・台湾総統李登輝の唯一の日本人秘書であり、現在も、李登輝の遺志を引き継ぎ財団法人李登輝基金会顧問として日台の外交をサポート（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[榊原 香織]

インクルージョン；誰も置き去りにしない　彼女のこの考え方が大好き。　台湾の多様性と柔軟性、を体現しているような人。　読み易い。良い本

2022/03/19

[けんとまん１００７]

オードリータンさんの名前は、幾度となく眼にする。つい最近も、ズームバックオチアイで、落合陽一さんとの対話を観ていた。これまでに読んだタンさんの本の復習の意味もある。自分の周囲と違うのは、透明性⇒説明責任⇒参加という流れで、これが一番違う。それから、違うことを是とすること。トライアル版でいいので、まずは動き出し、周囲の手を借りていいものにする。それと、一次情報を大事にすること。対象の大小や影響範囲は考えず、基本的な行動様式として学ぶことが多い。インクルージョン、誰も取り残さない。

2022/01/20

[鯖]

どこの国も同じくらい腐ってて、同じくらいいいところはあるんだろうけど、隣の芝は青いのでいいなあうらやましいなあと思いつつ読む。同性婚に関して「賛成も反対も家族の価値を大切にしてるのは同じ→共通する価値を見つける→すりあわせる」という考えがでてきて、ツイッタでみかけた「意見をまとめる方法」だなあとは思った。コロナやオリンピックでどうみても絆どころか分断を深める方法にいってるので、これから先、すごく大切な考え方なんじゃないかなあ…。

2021/07/17

[ベランダ]

例えば同性婚に賛成VS反対の場合、 双方の意見を聞いて、どちらも「家族の価値」を大切に感じていると「共通の価値観」を見つけ出す。問題解決につながるヒントがそこにある。本当の民主主義の意義とは、誰もが受け入れられるような新しい解決策を創造すること。 クリティカルと クリエイティブ思考で新しい解決法を創り出す。クリエイティブには共通の価値観を見つける視点が必要。この弁証法の考え方とデジタル革命で台湾を先進的な国へと押し上げた 中心人物。 デジタル庁発足の折、お隣台湾での成功例はめっちゃラッキーかもね、日本。

2021/10/05

[templecity]

LGBTで中学中退だが天才素養で台湾政府のアドバイザー的な立場。行動力がありAIの分野でコロナ対策を進めている。トライ＆エラーで政策を進め、政府で必要な情報のコントロール・掌握をして、国民の利便性を高めている。日本も批判を恐れず正しいことを進める風習になって欲しいものである。

2021/09/18