目次
李登輝、本書に寄せて
まえがき いま、李登輝の言葉を伝える意味
第1章 リーダーの言葉
第2章 信念の言葉
第3章 知略の言葉
第4章 希望の言葉
第5章 秘書だけが知っている李登輝の真実
巻末 台湾基本情報
著者等紹介
早川友久[ハヤカワトモヒサ]
李登輝元総統秘書。1977年、栃木県足利市生まれ。早稲田大学卒。学生時代、台湾旅行中に台北市長選の選挙応援会場を見学し、そこで金美齢氏(元台湾総統府国策顧問)と出会う。帰国後、「日本李登輝友の会 青年部」を立ち上げ、初代青年部部長に就任。2003年より金美齢事務所の秘書として勤務。07年から台湾留学。台湾大学法律系(法学部)在学中に李登輝チームの一員として活動。12年、李登輝の指名を受け、李登輝総統事務所の秘書に就任。国会議員、官僚、ジャーナリストなど日本人窓口を一手に引き受けるとともに、李登輝の考えや心に触れる日々を送りながら、李登輝関連の取材インタビューや書籍、スピーチ原稿執筆も担当。李登輝が最も信頼する秘書となる。現在、台湾台北市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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柔
21
22歳まで日本人だった台湾民主主義の父。まさに公の人であった。「誠実自然」の言葉通り勤勉、正直、真面目に偉ぶることなく自然体のまま人生を肯定していく。温故知新ではなく「脱古改新」これからの台湾に必要なのは、これまでの中国という考えから脱して、新しい台湾を作ることだ。と全てを台湾の為に尽くした。政権を奪取されても台湾が民主主義になった証拠だと自ら政治の世界から身を引いた。私の原点は日本だ。日本が私を育ててくれた。そんな異国のトップがいたことに驚いた。2021/05/23
くものすけ
10
改めて李登輝の素晴らしさが、実感出来る書でした。李登輝元総統に孫ほど年の離れた日本人の秘書がいた事を知り本当に驚きました。まったく勉強不足で、台湾人が国民党に入党することの意味を本書で初めて理解する事が出来ました。台湾と中国とは全く無関係の国であるということを”台湾人”に再認識させた意義は本当に大きい。また、当時国民党による独裁政治から、”すんなり”と統治者を直接選挙により選ぶ民主政治を確立した意義は本当に大きい。 2025/02/14
路地裏のオヤジ
4
割とすんなりと総統になったと思っていたけど、色んな権謀術数があったんですね。2021/03/21
りー
2
「公」の為に尽くすという戦後の日本人が失った日本精神で、台湾の民主化に尽力された元総統・李登輝氏。名言がどれも素晴らしい。2021/01/25
KTakahashi
0
背筋が伸びました。今月は李登輝さんの本を続けて読むことにしよう。2020/11/14