内容説明
21年前の朝、目が覚めたらぼくは「殺人犯」の息子になっていた―いじめ、差別、婚約破棄…迷い、苦しみながら、それでも強く生きていく。和歌山カレー事件、林眞須美死刑囚の長男が初めて明かす「罪と罰」、そして「生きること」の本当の意味。
目次
プロローグ―長いお別れ
第1章 狂騒―ぼくの目に映った事件の真相(ぼくたちの運命を変えた家族カラオケ;徹夜のマージャン、用水路へのゴミ捨て ほか)
第2章 宿命―ちょっと奇妙な家族の物語(「やってるわけないやろ」;母だけについた「殺人未遂容疑」 ほか)
第3章 絶望―終わりのない“断罪”の日々(友だちとの永遠の別れ;「カエルの子はカエルやな」 ほか)
第4章 葛藤―「死刑囚の子ども」という十字架(バスケの試合中に浴びたヤジ;消したくても消えないおぞましい記憶 ほか)
第5章 覚悟―やっと見つけた自分らしく生きる道(強すぎる結婚願望;両親とも「交通事故死」というウソ ほか)
エピローグ―母と笑い合える日
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