内容説明
お釈迦様は、人はなぜ、苦しみながら生きていかなければならないのかという疑問をおもちになって出家され、苦行の末に悟りを開かれました。仏教の教えは、厄介で苦しくて、不条理で道理の通らない世の中を、なるべく心穏やかに、また充実して生きていくための智慧です。本書が、その一つのヒントになればと願っています。
目次
第1章 からだで感じる禅の心(そのときに、やるべきことをする;一つひとつを丁寧に重ねる ほか)
第2章 心穏やかに暮らす禅のヒント(笑顔で接する;柔らかな心をもつ ほか)
第3章 成功に役立つ禅の教え(努力して待つ;もう一歩だけ進む ほか)
第4章 強く生きる禅の支え(天上天下唯我独尊―自分に自信をもつ;ちょうどええ加減―中道 ほか)
第5章 “人生百年時代”を生きる禅の知恵(わからないことを心配しない;死後の世界はあるか ほか)
著者等紹介
桂紹寿[カツラショウジュ]
1971年1月1日生まれ。北海道大学大学院文学部東洋哲学修士課程修了。1998年天龍寺専門道場暫下。1998年に華厳寺副住職となる。2014年10月より華厳寺住職に就任。寺での軽妙洒脱なお話が人気を博している。講演や執筆活動など幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コーヒー牛乳
7
過ぎたことを思い悩んでも仕方がないし、まだ起こっていないことを心配してもキリがない。今を大事にして現実を一生懸命生きることで開ける境地がある。良いことも悪いこともこれまでの人生の積み重ねの結果。おごらず、卑下せず、他者には敬意を持つ。柔らかい語り口で、禅の教えと共に失敗談も交えたさまざまなエピソードが綴られ、仏教を身近に感じさせてくれる一冊。全然雰囲気は違うのに「イン・ザ・プール」の伊良部医師を思い出した。どこがと言われると言葉に詰まるんだけど、伊良部医師には禅の精神が流れている…?2025/02/01
わーいわーい
1
日常のささいなことを大切にするということがとても腑に落ちました。そうすると日常の何気ない家事が喜びに変わるかもしれないからです。生活のすべてが修行であり、それは苦行ではなく喜びになる。一つ一つは小さなことですが、それそのものが私の人生になるのだから。私が苦しんだのは、自分の想い通りにならなかったからで、過去を全て受け入れれば、楽になります。人生筆者自身も悩んだことが書かれているので身近に感じられました。年に一度初詣で必死に神頼みをしますが、私自身も常日頃精進することを忘れてはならないことにハッとしました。2019/09/20
sukesuke1202
1
靴をそろえる いただきます、ごちそうさまを言う 笑顔でいる ほんと他でもよく言われてましたが当たり前なんてすよね。でもそれができない。もっと細かいところも意識して気をつかってみよう。そうすれば違った見え方するかもしれないので。2019/06/03
godbo
0
為せば成る 為さねばならぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけりーやるべきことを只やるー 人生は苦しみ 思い通りになんてならないー四苦八苦ー 体験に勝るものなしー冷暖自知ー 挨拶ー相手の修行がどこまで到達しているかを探り合うー ✖️拝金主義、お金がある人が偉い ✖️当たり前 ✖️してもらう当然 権利 ◯有難い ◯お陰様 ✖️尊大 ◯畏怖の念 放てば手にみてり 本来無一物 優しいまなざし、にこやかな笑顔、優しい言葉、体を使う、感謝の言葉、譲る、施しー無財の七施ー 夢=欲✖️慈啐啄同時 中道 微笑み →縁2025/02/16
-
- 電子書籍
- いつか、未来で 白血病ユーチューバーが…