- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
教科書から抹殺された歴史の真実。中国人にとって歴史は政治である!
目次
序章 中国の海洋進出と尖閣問題
第1章 「中国」とは何か
第2章 近代以前の歴史
第3章 アヘン戦争の衝撃
第4章 清の衰退―太平天国の乱と第二次アヘン戦争
第5章 洋務運動と日本の明治維新―清はなぜ日清戦争に負けたのか
第6章 孫文にまつわる真実と嘘―辛亥革命から国共合作へ
第7章 二十世紀前半の日中関係史
第8章 日本の敗戦後の中国大陸と日本人の運命
著者等紹介
宮脇淳子[ミヤワキジュンコ]
1952年和歌山県生まれ。1976年京都大学卒業、1982年大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、1983年から東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員ほかを歴任。博士(学術)。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
169
『教科書に書かれていない…』の著者の方。わかりやすくて面白い。日本は中国と韓国を侵略した悪い国ですという一辺倒とは真逆の立場で書かれている。中国と日本、韓国と日本の微妙な考え方のずれが、どこに起因するのか教えてくれる。書名は近現代史だが300Pの中の100Pまでは近代史以前の歴史で、おさらいにも良い。中国は新しい王朝を誉めそやし前の王朝関係者をこき下ろすのが習慣となっているため、日本軍を良く言うはずはない。中国はあれだけ長い歴史の中で、総選挙と呼ばれるものを実施したことは無かった。 2021/01/28
金吾
25
日本人から見た東アジア史です。視点が教科書や新聞とかなり異なる部分があり、双方を比較しながら歴史を考えるのも面白いかなと思いました。歴史を政治と考える国とどのように接して行くのかを考えなくてはいけないのかなとも思いました。2022/11/02