内容説明
ご都合主義の中国論が、この国をますますダメにする!人気チャイナウォッチャーが、現地徹底取材で鋭くえぐり出す紅い帝国の実態と日本の進むべき道!話題の米中首脳会談と大国の行く末もいち早く分析!「崩壊か覇権か?」という不毛な二元論を超えた知られざる隣国の知られたくない真相を徹底解説!!
目次
第1章 新たな「大国関係」から浮かび上がる中国が得たもの、そして失ったもの(「中国は米国の『一帯一路』参加を歓迎する」―米中の巧みな駆け引きと日本の戸惑い)
第2章 世界で最も大衆に気を使う中国共産党政府の統治テクニック(「だったらオレは習近平がいいよ」―常に人民しか見ない究極のポピュリスト政権;「党や人民に申し訳ない」―毎日700人以上が処分される政治ショーの正体)
第3章 基盤の脆さと個の強さが混在する中国のジェットコースター経済(「十字架はわれわれが背負うしかない」―労働者の不安というマグマと並存する爆発的な消費欲;「党員及び党幹部は緊迫感を感じるべきだ」―2012年、中国に訪れた本当の危機とその後遺症)
第4章 私たちが見て見ぬふりをし続けた中国という“不都合な真実”(「大きな爆発が各地で起こるだろう」―ふたつの改革から見える新時代の始まり;「人民を豊かにし格差と腐敗を抑える」―権力闘争観では見えない知られざる中国の戦略と変化)
著者等紹介
富坂聰[トミサカサトシ]
1964年愛知県生まれ。北京大学中文系に留学した後、週刊誌記者などを経てフリージャーナリストに。94年『龍の伝人たち』(小学館)で、21世紀国際ノンフィクション大賞(現・小学館ノンフィクション大賞)優秀賞を受賞。新聞・雑誌への執筆、テレビコメンテーターとしても活躍。2014年4月より拓殖大学海外事情研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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