目次
序章 日本の時代がやってきた
第1章 国家の富とは何か
第2章 金融純資産と国富の喪失
第3章 日本国民の所得はどうしたら増えるか
第4章 日本の経済学者は破綻物語に絡め取られている―藤井聡教授との対談
第5章 富国への道
著者等紹介
三橋貴明[ミツハシタカアキ]
1994年、東京都立大学(現・首都大学東京)経済学部卒。外資系IT企業をはじめNEC、日本IBMなどに勤務後、2004年、中小企業診断士の国家資格を取得。2007年頃、インターネット掲示板「2ちゃんねる」上での韓国経済に対する分析、予測が反響を呼ぶ。掲示板内で書籍化の計画が発案され、その経緯もネット上で報告される珍しいプロセスを経て、同年6月『本当はヤバイ!韓国経済』(彩図社)を刊行。企業の財務分析で培った解析力をマクロ経済に応用し、経済指標など豊富なデータをもとに国家経済を多面的に分析する「国家モデル論」が注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マチコ
0
確かこの本だったと思うのですが、バランスシートの話のあたりで少し行き詰まり・・丁度最近特別熱を入れているものもなかったし、高校時代に落ちた、日商簿記2級を受け直そう!とのきっかけになった本です。後半の藤井聡氏との対談がおいしい感じでした。図書館利用。2011/12/31
ペールエール
0
富国について筆者なりに解説、同時に持論である『日本経済は破綻しない、公共投資を促進せよ』と展開。グラフ一つ見るにしても論点は変化する。こういった一次ソースの重要性を再確認。ソースをどう捉えるか…2011/11/30
カインズ
0
【藤井氏との対談もあり】データ分析に定評のある著者が国家の富に焦点を当てた力作。1章を丸々使い丁寧にバランスシートの説明をした上で発展的な議論へと進んでいく作りが親切だ。3章では藤井氏の著作から影響を受けたと思われる記述も有り、複眼的な視座から国家の富について考えることが出来る。4章の対談は、非常に読みやすく本書全体の話題について言及されている。破綻論者の心理についての藤井氏の考えには、誰もが膝を打つのではないだろうか。5章では不況脱出のための夢があるプランが提示される。ぜひ、読んでもらいたい一冊だ。2011/04/09