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内容説明
断るということは、コミュニケーションスキルの中でも高度なスキルが必要とされます。なぜかといえば、いくらお互いにそれぞれの事情があるとは言っても、やはりお願いしたからには断らずに「YES」と言ってほしいと思うからです。本書では、たとえ断ったとしても、いい人間関係を築くことを目標としています。基本的なテクニックをおさえつつ、最終目標として、いかに良好な人間関係を構築していくかに主眼を置いた自己改革を目指します。
目次
はじめに 断れないから今のあなたがある―がんばっている自分を認めよう!
1章 なぜあなたは断れないのか?
2章 あなたが断れないのは仕方がない!?
3章 断れるようになるための心の準備
4章 困ったときに役立つ「断り方」のテクニック
5章 うまく断れるようになる3つの取り組み方法
おわりに 気弱なあなたはこうして断ろう
著者等紹介
笹氣健治[ササキケンジ]
心理カウンセラー。1967年仙台市生まれ。国際基督教大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
73
NOということへの否定的感情は防衛本能からくる。断らないことが自分にとってどんなメリットがあるかを考えるとなぜ自分が断れないのかが分析できる。断らない人の多くは重要な仕事は任されないが頼みやすく便利な人という位置づけ。「断る」とは関係を拒絶する行為ではなく自分の意見を伝えるなる意思表明であり人間関係を築くためのもの。だからこそ工夫が必要。一部OK一部NO条件付き、期限付き代替案、など回答の選択肢の幅を広げる。断れない人の多くが成育歴で自己主張を抑え他人に合わせることで生き延びてきた。2013/09/06
Die-Go
42
図書館本。断り下手の人がいかに断る術を得ていくのかを述べている。分かりやすく、平易な文章が用いられていて、初心者向きか。各章の終わりにまとめの文が載っているのが考えをまとめるのによい。★★★☆☆2019/01/09
胡蝶
8
色々勉強になった一冊です。まさに、つい先日旨く断れず忘年会の幹事になり大変な思いをしただけに身にしみました。なるほど、たしかに断る際余計な付加要素を加えてました。それによって自分の首を絞めてたとは。。。断ることが全てではないけど、時には断ることも大切だと思うのでこれを読んで次回同じような時は自分の意思で物事をしっかり決められるよう心がけたいですね。2013/12/20
りえ
5
断る事とは、拒否ではなく、「自分の意思を伝える行為」であり、良い関係を気築くためのものである。そのために、配慮や思いやりを持ち、断る工夫は必要だ。返事は5秒。断らないメリットがある場合もあるので、その間にどうしたいのか模索する。代替案や交渉などをして、相手の頼みを100%受けるのではなく、どこまでなら飲めるのか考えるのも断る行為の一つ。また、自分本位で強引な人に対しては「ダブルバインド」が有効。いずれにしても、自己弁護のための断る理由を話さなくてもいい。2013/09/30
Humbaba
5
返事をするために時間をかけすぎれば,相手はいらだちを覚える.では直ぐに返事をすればそれで良いのだろうか.しっかりと考えないで返事をしたとしても自分か相手のどちらかが不幸になる可能性が高い.また,即座に断ればそれは相手との間に無用な軋轢を作ってしまうだろう.2010/10/27