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記憶―脳は「忘れる」ほど幸福になれる!

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784828414836
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0030

内容説明

“記憶力信仰”から人々を解き放つ革命の書。もはや忘却を恐れる必要はない。

目次

第1章 記憶とは何か?(記憶にはどんなものがあるのか?;もしも意味記憶がなかったら?;もしもエピソード記憶がなかったら?;もしも非宣言的記憶がなかったら?;エピソード記憶がヒトの意識を創った)
第2章 スキルの記憶・学習メカニズム(非宣言的記憶の学習と上達;フィードバックとフィードフォワード;人ははぜフィードバックをやめてしまうのか?;適応と学習)
第3章 エピソード記憶と意味記憶は何のためにある?(記憶は変化に適応するためのもの;忘却は何のためにあるのか?;必要ないものは記憶しなくても良い)
第4章 幸福と忘却の関係(記憶力と思考力;記憶という束縛からの解放;忘れることは幸せである)

著者等紹介

前野隆司[マエノタカシ]
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。博士(工学)。1962年山口生まれ。1984年東京工業大学卒業、1986年同大学大学院修士課程修了後、キヤノン(株)入社。超音波モータや精密機械の研究開発に従事。1995年慶應義塾大学専任講師、同大学助教授を経て2006年より同大学教授。1990~1992年カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員、2001年ハーバード大学訪問教員。現在、ヒューマンシステムデザイン研究室において、システムデザイン方法論(システムアーキテクティング方法論、教育方法論、科学技術倫理)、科学技術システムデザイン(触覚システム・ヒューマンマシンシステムデザイン)、人間社会システムデザイン(システム幸福学、環境共生・安全システムデザイン)などの研究に従事。日本機械学会賞(論文)、日本ロボット学会論文賞、日本バーチャルリアリティー学会論文賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シルク

10
ちょっと変わった感じのする本。「こどものときから、人一倍、記憶力には自信がなかったYo!」という筆者。「大人になってからも、一度来たことあるレストランに二度目来ても、前来たことあるらしいと妻は言うが、どうしても思い出せなかったんだYo!」と。で、そんな筆者、「としを取って、記憶が曖昧になっていくことをひとは恐れるけど、別に恐れることも無い。なぜなら…」と語る。この本を登録するために検索したら、この筆者の本で幸福学なるものの本が出てきた。科学から語り始めて、忘却と記憶と、幸せとの関連を考察する。そんな本。2023/03/11

サラダ

3
記憶は新しい環境に適応するためにあり、記憶力に頼らなくてもやっていけるだけの知恵があれば、記憶力はいらなくなるとのことです。記憶力が悪いことに劣等感を持っていた私には励みになった本でした。感情は記憶にメリハリをつけて、記憶を強固にするために存在するという考えも面白かったです。2018/07/22

naoriku6th

1
筆者の主観的な見解がやや気になるが、記憶との付き合い方について参考になった。後半はむしろ自己啓発書のようだ。 まだ筆者のような境地には至っていないが、記憶に固執することなく、幸福な人生を歩んでいきたい。2019/02/20

KTakahashi

1
前に読んだ『脳は記憶を消したがる』の元本だった。2015/05/12

tanukiarslonga

1
フィードバック制御とフィードフォワード制御を記憶と学習の説明に用いているくだりで紹介されるバウンドヒット法というテニスの上達法が面白かった。あと意識とはエピソード記憶を可能にするための機能に他ならないというところ。2014/06/29

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