内容説明
資源高騰やサブプライム・ローン問題は、ただの序章にすぎない。世界はこれから「本当の危機」に直面する。アメリカやヨーロッパの金融権力だけでなく、実は日本こそ、この世界的混乱の大きな加担者であることが明確になった。世界経済システムの完全崩壊、つまり恐慌の引き金を引くのは誰か?「世界の新しい支配者」に鋭く迫る。
目次
序章 「巨大貧困層」誕生の裏側
第1章 サブプライム問題と米国金融支配の崩壊
第2章 深すぎるマネーゲームの闇
第3章 国家や企業を左右する「新しい支配者」
第4章 米国の巨大金融権力と「人脈」
第5章 二大格付け会社「独占」の構図
第6章 世界を破錠させるリスク・ビジネス
著者等紹介
本山美彦[モトヤマヨシヒコ]
京都大学名誉教授、福井県立大学経済学部教授。社団法人国際経済労働研究所理事。日本国際経済学会顧問。経済学博士。研究テーマは「金融モラル」の確立。1943年神戸市生まれ。1965年京都大学経済学部卒業後、同大学院経済学研究科修士・博士課程を経て、1969年甲南大学経済学部助手。同大学講師、助教授を経て、1977年京都大学経済学部助教授。1986年同教授。社団法人国際経済労働研究所長(1996~2005年)、日本国際経済学会長(1997~1999年)、京都大学大学院経済学研究科長兼経済学部長(2000~2002年)、日本学術会議第18期第3部(経済学)会員(2000~2003年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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