豚肉が消える―差額関税が日本の食卓を破壊する

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784828413617
  • NDC分類 648.2
  • Cコード C0036

内容説明

牛のBSEや鶏インフルエンザ等、日本の食肉問題は危機に直面している。一方で豚肉は、特殊で複雑な輸入制度である差額関税制度(輸入価格の低いときは基準輸入価格に満たない部分を関税として徴収し、価格が高いときには低率な従価税を適用)に縛られている。このままこの制度が続けば、国内の養豚業界、食肉業界、加工メーカーは構造不況に陥ってしまうだろう。現に、中小メーカーの淘汰は時間の問題だ。本書でこの差額関税制度の問題点をわかりやすく指摘。制度の廃止を訴える。

目次

第1章 豚肉を取り巻く環境(日本人が最も多く消費する食肉は豚肉だ;豚肉の魅力は手頃な価格と料理の幅広さ ほか)
第2章 差額関税制度とはなにか(なぜハム・ソーセージが実質値上げされたのか;差額関税制度のために安い豚肉が輸入できない ほか)
第3章 差額関税制度の問題点(農林水産省『豚肉の差額関税制度について』への批判;差額関税制度下でのセーフガードの発動の問題点 ほか)
第4章 差額関税制度の廃止を(差額関税制度に対し輸入業者はどう対処してきたか;差額関税制度に代わる従価税と従量税の導入 ほか)
第5章 だから、私は差額関税制度に反対する(差額関税制度は誰の役にも立っていない;論文「我が国の豚肉流通の基本的考察」 ほか)

著者等紹介

高橋寛[タカハシヒロシ]
ミートジャーナリスト・コンサルタント。有限会社ブリッジインターナショナル代表取締役。1956年、岩手県出身。埼玉大学理工学部卒。1990年、AUSMEAT QA(オーストラリア食肉品質保証)資格取得。商社勤務時代に、12年間米国・オーストラリア・台湾などに駐在。商社を退社後、ニュージーランド最大手食肉会社日本法人代表に。2003年、(有)ブリッジインターナショナル設立。現在コンサルタントとして、中国企業投資関連並びに食品専門家として国内外企業のアドバイザー・顧問を務める。そのかたわら専門誌に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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けいた@読書中はお静かに

8
輸入豚肉にかかる特殊関税(差額関税)への批判。内容と批判は理解できた。だが、近年稀にみる堕本。なぜかって?自分の立場からしかしつこく同じことを主張し続けてるから。本当にしつこい。差額関税肯定論者の意見については言及しないばかりか『なぜ賛成してるか分からない』と明言している。はぁ?ジャーナリストと名乗ってる人が監修してるのに、そこまで調べて書かないの?こんな本で900円もするの?ウィキペディアで十分理解出来る内容。むしろ複雑に説明してる分、分かりづらい。こんな本で900円も取るんだったら利益は養豚農家へ行く2014/01/25

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