内容説明
石油をめぐる中東での戦いは、まだ始まったばかりだ!アメリカは、なぜこれほどまでに中東で戦争を起こすのか。イラン・シャーとイラク・フセインの攻防、アメリカが繰り返す戦争。すべては石油覇権争いである。元CIAイラク担当分析官が解く、アメリカの石油覇権への野望と中東戦略。
目次
第1章 一九九〇年代中東における地殻変動(原油価格の暴落によるアルジェリアの混乱;「フリーモスク」の台頭 ほか)
第2章 石油覇権をめぐるアメリカの中東への関与(イギリスの進出;参入を求めるアメリカ ほか)
第3章 アメリカの中東政策、無策と無謀(シャーの隆盛とアメリカ離れ;シャーの失脚 ほか)
第4章 石油支配への野望(湾岸戦争;侵攻の正当化 ほか)
第5章 戦争国家アメリカの必勝戦略(失われた機会;軍産複合体の危機 ほか)
著者等紹介
ペレティエ,スティーブン[ペレティエ,スティーブン][Pelleti`ere,Stephen]
イラン・イラク戦争時、CIAのイラク担当上級分析官を務めたアメリカの中東戦略専門家。1988年から2000年にかけてペンシルバニア州カーライルの陸軍大学で国家安全保障問題の教授。カルフォルニア大学バークレー校で政治学博士号を取得。エジプトのアメリカン大学でアラビア語を取得、カイロのダール・アル・クトゥブ(Dar al Kutb)で博士課程の研究を行った
荒井雅子[アライマサコ]
1960年生まれ。上智大学フランス語学科卒業。日本語教師を経て、翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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