内容説明
明治の日本外交は闘っていた。
目次
プロローグ 開戦直後に米英に渡る日本政府の二人の密使―軍事大国・帝政ロシアに宣戦した新興国・日本は、いかなる戦略で開戦に臨んだのか
第1章 軍事大国への挑戦―新興国家・日本は北の帝国・ロシアにどのように挑もうとしたのか
第2章 制海権を確保せよ―ついにロシアとの戦争がはじまった。日本はまずロシア艦隊の制圧をめざした
第3章 智と力、日露の総力戦開始―日本の政府と軍部が開戦と同時に立てた早期講和と戦費調達のルート
第4章 海と陸で勝ち進む日本軍―海の黄海海戦、陸の遼陽会戦と旅順総攻撃で、日本軍はいかにロシア軍を撃破したか
第5章 激しさを増す智と力の対決―日本軍初の敗報に日露講和を打診するルーズベルト米大統領
第6章 最後の総力戦・奉天会戦―敵将クロパトキンの作戦ミスに助けられた史上最大の激突
第7章 世界が驚愕した日本海海戦―バルチック艦隊はなぜ一日で壊滅したのか
第8章 樺太攻略とポーツマス講和会議―国力が限界に達していた日本の最後の戦いは、講和への道だった
エピローグ ユダヤ資本に助けられた日本の日露戦争―日本の軍費・兵力窮乏を知らない国民の講和反対暴動
-
- 和書
- サルトルとポスト構造主義