考えるトヨタの現場

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784828412306
  • NDC分類 509.6
  • Cコード C0036

内容説明

「トヨタ方式」は魔法の方式ではない。ものの見方・考え方であり、トヨタがこうありたいと思い一生懸命努力している目標である。生産調査部部長として、グループ主要メーカーとトヨタ方式の研究をし、物流管理部長として、年七兆円を超す商品の全世界物流網の点検と改善をした元トヨタマンが、客観的な立場で分析・評論し、いまだかつて語られていない「トヨタ」の真実をここに伝える。

目次

序章 トヨタ方式の土台にある思想
第1章 「トヨタ方式」の正しい理解のために
第2章 「自働化」とは何か?
第3章 「ジャスト・イン・タイム」とは何か?
第4章 在庫はどこにできるのか
第5章 「改善」とは何か?
第6章 「トヨタ方式」進化の過程
第7章 これからのものづくりはどうすべきか

著者等紹介

田中正知[タナカマサトモ]
ものつくり大学製造技能工芸学科教授。東京大学MMRC特任研究員。1941年生まれ。1967年名古屋大学大学院工学研究科航空学コース修士課程修了後、トヨタ自動車工業株式会社入社。入社以来35年間、常に現場でものづくりに携わり、大野耐一氏ほか先達の薫陶を受ける。93年1月、本社生産調査部部長に就任。協力メーカーへのトヨタ生産方式の指導と改善、特にグループ内全車両生産工場に組立工程管理システムを展開する。95年1月、本社物流管理部長に就任。トヨタの全商品をお客様にお届けするための全世界物流ネットワークの構築と改善に携わる。2000年11月、ものつくり大学開設に伴い社命により製造学科へ転籍。トヨタ生産方式を教えにトヨタから出た教授の第1号となる。生産性管理・品質管理・機械保全などものづくり学全般の授業を担当する。研究テーマは独自に編み出した会計理論である「Jコスト論(管理会計に時間軸を入れる新しい試み)」。また経団連輸送委員会委員、日本ロジスティクスシステム協会CLIP・ALIS委員、国土交通省海事局関連委員会委員、内閣府総合科学技術会議関連委員会委員等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aki

2
トヨタ方式について今まで知ったつもりになっていましたが,本質を見ていなかったようです。本書の冒頭に,「トヨタ方式とは哲学である」とあり,最初はちょっと白けた印象を受けましたが,最後まで読んで,なるほどこれが本当のトヨタ方式の意図していることかと理解できました。言葉だけ知っている人はぜひ読んだ方がいい本です。2021/12/16

kiki

2
トヨタの底力。現場が考える力を持ち、それを活かす組織。手法ではなく哲学を植え付ける経営である。・・・4つの思想、人間尊重、諸行無常、共存共栄、現地現物。人を責めずにやり方を責める、変化への備えを常に持つ。改善を生むということは新たな生産を生める余白を作ること。ポカミスを減らすことが効率生を高め、新たな利益をもたらすことが目で見てわかる職場。ラインを円滑に稼働させるため、前工程・後工程の動きを管理する。原価低減でなく原価改善。自己実現の欲求を生み出す職場である。(アブラハム・マズローの欲求五段階説)2013/10/19

hideoku

0
トヨタ生産方式を勉強しようと思って手に取ってみたけれど、正解だった。方法論というよりその基礎となる理念や思想を理解することができた。2011/07/10

まふ

0
トヨタOBの人らしく、誇りに満ちたトヨタ方式の解説書であった。考え方、思想を中心に書かれてあり、参考になるところ大であった。2006/02/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/261443
  • ご注意事項

最近チェックした商品