内容説明
明治近代化国家の歴史を睨めば、現代日本社会の致命傷が見えた!30年間「時代のトップ」を走り続けた二人が、複眼的視点で社会の欠点に鋭いメスを入れる。
目次
第1章 資本主義国家への道を開いた「松方正義」
第2章 教育問題の原点は「師範学校」の廃止にあり
第3章 アジアと切れたから日本は「近代国家」になれた
第4章 日本は「環境問題解決」の最先進国
第5章 もうすぐ「新聞社」が軒並み倒産する
第6章 明治以来、「外務省」が手柄をたてたことはあるのか
第7章 「ロッキード裁判」は歴史的な最高裁の誤審の悪例
第8章 「小泉改革」が成功するのは歴史の流れ
著者等紹介
長谷川慶太郎[ハセガワケイタロウ]
国際エコノミスト。1927年京都生まれ。1953年大阪大学工学部卒業。新聞記者、雑誌編集者、証券アナリストを経て、1963年独立。最先端の技術を踏まえた「現場」から見る独持の経済分析と先見力に定評がある。1983年「世界が日本を見倣う日」で第3回石橋湛山賞受賞
谷沢永一[タニザワエイイチ]
1929年、大阪市生まれ。1957年、関西大学大学院博士課程修了。専門は日本近代文学、書誌学。現在、関西大学名誉教授。読書評論、社会時評など幅広い分野で執筆を展開。その歯に衣着せぬ発言には定評がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。