内容説明
本書では、連結財務諸表作成の実務に役立つようにできるかぎりわかりやすく説明した。あくまでも作成という観点に焦点をしぼり、基本的な論点はほとんど解説している。またその一方で、連結経営の重要性が高まってきている現実を考慮して、作成者の観点ばかりでなく、連結財務諸表利用者の観点からの考え方も紹介した。すなわち、これからの連結経営時代に重要視されているキャッシュ・フローを中心とする考え方や連結ROE、EVAといった新しい指標についても簡単に説明している。
目次
連結財務諸表とは
連結財務諸表作成の基礎
投資と資本との相殺消去
連結会社間の取引等の相殺消去
未実現損益の消去
持分法
連結剰余金計算書
税効果会計
在外子会社等の財務諸表の換算
キャッシュ・フロー計算書
セグメント情報
連結経営時代の考え方
連結ROE
著者等紹介
服部一利[ハットリカズトシ]
1988年会計士補登録。1988年サンワ・等松青木監査法人(現監査法人トーマツ)入所。1989年早稲田大学商学部卒業。1992年公認会計士登録。現在監査法人トーマツ勤務(シニアマネージャー)。著書に『会計処理ハンドブック』『連結会計ハンドブック』(ともに共著、中央経済社)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。