出版社内容情報
かつてジョン・M・ケインズは経済学に革命を起こした。100年余りが経った今、MMTが新風を吹かせているが、革命となりうるのか。
内容説明
現代貨幣理論が120分でよくわかる。自国通貨を持つ国は債務返済に充てる貨幣を無限に発行できるため、物価の急上昇が起こらない限り財政赤字が大きくなっても問題ないとする現代貨幣理論(MMT)では、完全雇用の機会を作るのは常に金融政策ではなく財政政策である。しかし主流派経済学では、流動性の罠に陥れば財政政策が有効としているが、流動性の罠から脱すれば主役は金融政策に移り、政府の予算制約も発生するとしている。
目次
第1章 ケインズ経済学の衝撃
第2章 MMTとは
第3章 ケインズ経済学とMMTの違い
第4章 MMTの考え方(MMTは日本で実現するのか?)
第5章 アベノミクスの検証
第6章 日本の財政の誤解
著者等紹介
永濱利廣[ナガハマトシヒロ]
経済調査部・首席エコノミスト。1995年3月早稲田大学理工学部工業経営学科卒。2005年3月東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。1995年4月第一生命保険入社。1998年4月より日本経済研究センター出向。2000年4月より第一生命経済研究所経済調査部、2016年4月より現職。総務省消費統計研究会委員、景気循環学会理事、跡見学園女子大学非常勤講師、国際公認投資アナリスト(CIIA)、日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、(株)あしぎん総合研究所客員研究員、あしかが輝き大使、佐野ふるさと特使、NPO法人ふるさとテレビ顧問。受賞等:景気循環学会中原奨励賞(2015)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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