出版社内容情報
◆中国ファーウエイ、日産・ルノーだけじゃない。これはもう一つの経済戦争だ。エネルギー分野で世界四大企業の一つとされる、仏・Alstomの元取締役、フレデリック・ピエルッチ氏が、出張で訪れたアメリカで、突然逮捕された。
◆Alstomのエネルギー部門が米GEへ売却されたその裏で一体何が起こっていたのか。アメリカは司法制度を使い他国のライバル企業を弱体化させようとしているのか。その全貌をピエルッチ氏本人がジャーナリストのマシュー・アロンとともに告発した衝撃の話題作。
◆米政府による多国籍企業の監視を合法化した「海外腐敗行為防止法（ＦＣＰＡ）」は日本の経営幹部・ビジネスマンも他人事ではいられない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゆパパ
2
FCPAにしろ、SDNリスト等の制裁にしろ、米国の域外適用の横暴さは目に余ると感じていた為、非常に共感できたと共に米国の司法制度の実態に同じビジネスマンの端くれとして戦慄を覚えた。空港に降り立った途端、普通のビジネスマンが逮捕され、ロクな反論もできず何年も劣悪な場に収監される現実がある事が恐ろしい。2021/11/23
比丘尼坂
1
アメリカの司法、経済、政治の現実がよく分かる本。怖くなった。2020/04/05
