内容説明
本書での問題提起は、社会経済情勢全般のパラダイムシフトが進行するなかで、「情報化は我が国社会の、どの部分に、どのようにして、いかなる形で影響を与え、そして結果として都市の人と空間に何を引き起こすのか」にある。時折りしも、都市再生が政府の主要な政策課題として浮上している。情報化都市がこれにどう応えるのか、その接点をさぐり、再生への処方箋を求めた。
目次
第1章 都市が変わる―情報化都市の成立(情報化がもたらすリストレイン・フリー都市とは;情報化社会における都市のパラダイム ほか)
第2章 情報化と成熟社会の接点(情報化都市と成熟都市が生み出す社会;日常生活と企業行動 ほか)
第3章 大都市問題の発生と課題(大都市の課題とは何か;都市の課題解決と情報技術の動向 ほか)
第4章 都市再生と情報化都市(都市再生の議論;政府の都市再生本部の動き ほか)
附章 情報化・情報技術のトレンド(情報技術と情報化された社会;情報化はどのように進んできたのか―情報化50年の歴史 ほか)