出版社内容情報
地球が温暖化を超え、次のステージである沸騰化が到来したといわれます。
それは、熱中症が世界中の人々の生命を脅かす時代に突入したということです。
日本でも、暑い季節になると、連日、熱中症に関する様々な報道が賑わせます。
私たちが熱中症から、自らの、そして周りにいる人たちの命を守るためには、どうしたらいいのでしょうか。
まず普段から“正しい”予防策を徹底し、熱中症になってしまったら速やかに“正しい”対処を施すことが大切です。
熱中症は予防できる唯一の病気です。また熱中症は、病院に来る前に現場で施す治療効果も高いです。
しかし、誤った対処法をすると、重い後遺症を残し、命を失うことになりかねません。
本書は、テレビ・ラジオ出演が300回を超える医師が、世の中にあふれた熱中症関連の情報を整理して、繰り返しマスメディアからまことしやかに発信される予防法や対策法も多く取り上げ、それに対する答えを根拠をあげてわかりやすく解説しています。本書のすべての情報は医学的・科学的根拠に裏付けられたものです。
自分と家族と仲間を守るために、熱中症の正しい知識とその対策を学び、これ以上夏が涼しくならない未来に備えましょう。
内容説明
地球は「沸騰化の時代」に入った!テレビ・ラジオ出演が300回を超える医師が教える、正しい熱中症対策。この夏あなたを救う!これ以上すずしくなることのない未来に備えて。
目次
1 総論 熱中症を知って、正しくおそれよう(熱に中る病気が熱中症;熱中症になる人は増え続けている;熱中症は予防でゼロにできる唯一の病気 ほか)
2 予防 効果的な熱中症予防策、教えます!(実は1年を通した予防策が大事;予防策1 脱水症にならない体づくりを心がける;予防策2 筋肉量を維持する生活を心がける ほか)
3 治療 熱中症からいのちを守るスキル、教えます!(熱中症を疑ったら、まずやること;スポーツ飲料で対処するときは注意が必要;救急車を呼ぶか迷ったら#7119 ほか)
著者等紹介
谷口英喜[タニグチヒデキ]
済生会横浜市東部病院患者支援センター長。医学博士。1991年福島県立医科大学医学部卒業。その後、横浜市立大学医学部麻酔科に入局。2011年神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部教授。2016年済生会横浜市東部病院患者支援センター長。現在、東京医療保健大学大学院客員教授、慶應義塾大学麻酔科学教室非常勤講師を兼任。熱中症・脱水症に関する報道でマスコミに多数出演。専門は、麻酔学・集中治療学・周術期管理・栄養管理・経口補水療法・脱水症対策など。臨床栄養の生涯教育サイト谷口ゼミを開塾し、医療従事者の生涯教育に邁進中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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