目次
地域に溶け込み、街の健康拠点になる
個性があり、ターゲットが明確
初めて入る薬局の敷居は低く
店づくりには経営理念とコンセプトを明示する
また行きたくなる薬局の特徴
薬剤師と共に要望書を作成し、主治医に見せる
生活支援のための「お薬手帳」活用術
患者の健康な生活観を捉える
服薬指導で使うケ・キ・シ・カ
患者を育て、患者協働の医療を実現させる
未来の薬局への期待
10年後の想像から、今すべきことを
著者等紹介
鈴木信行[スズキノブユキ]
患医ねっと代表。1969年生まれ。二分脊椎症による身体障がい者、20歳にて精巣がん、47歳にて甲状腺がんに罹患、加療中。大学卒業後、第一製薬(株)(現第一三共(株))に入社。13年間にわたり製薬、製剤に関する研究所に勤めた後、カフェを経営するとともに、2011年より「患医ねっと」を創設。患者の側からよりよい医療を実現するために講演やイベントなどを企画、運営している。北里大学薬学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hiro-yo
26
医師から処方箋を貰った後に薬局に向かう。患者からすれば薬局なんてどこも同じだと思ってしまうが、当の薬局は調剤報酬の継続的な引き下げで消耗戦を強いらている。受身のビジネススタイルに見えるが当然企業努力は必要。「私達は、経営理念を実現するために経営しているんです。薬局やカフェはそのための手段。勿論、国の制度や政策で経営を安定化させられる部分は取り入れますけど、そもそも診療報酬を当てにして利益を生み出す経営構造では、理念と乖離してしまいますよね」「薬局だから薬を扱うのではなく、経営理念に沿う商品だから扱うのだ」2022/02/21
kitten
6
BWで購入。新書だけど、患者さん目線からみた、あるべき薬局、未来の薬局の姿。特に、最終章の調剤、監査の機械化や、オンライン服薬指導は、まだまだ、法的にも整備が進んでない。いつか、この方向に進むのは確実だけど。10年後くらいかな?薬局経営は理念と長期的なビジョンが欠かせない。薬局経営すら、手段に過ぎない。面白くけど、フィクションだよねえ。一人の患者さんにここまで時間かけられるかな?2024/03/21