内容説明
従来の広告の常識では信じられないような現象が起きている。新聞広告調査では長年、「好み」などはエモーション(情緒)とされ、広告情報理解率に結びつかないとして軽視する傾向があった。しかし、脳科学の分野でいう感情に興奮を含む「情動」が、広告のプラス・マイナスに大きく影響していることがわかってきた。その情動などの積み重ねがブランド(企業・商品)イメージを形成することが明らかになっているのである。
目次
序にかえて―結論の章 新・新聞広告調査を抽出する
第1章 「注目」と新聞広告調査で切り捨ててきた人たち
第2章 人間はメタファーで「元型」(集合無意識)情報処理している
第3章 新聞広告調査で忘れている情動の「好み」と「期待(興味)」を追求する
第4章 欧米の広告学者による新しい「好み」研究から
第5章 新時代の「好み」調査―二つの根元を洗い直す
第6章 「ブランド形成」を記憶から検討する
第7章 広告界の空白部・脳科学からの「情動」→イメージ形成
著者等紹介
山田理英[ヤマダリエイ]
アート・ディレクター。日経広告最高賞(連続2回)・日経広告企業広告最高賞(2回)。毎日デザイン賞通産大臣賞・特選一席、特選二席、特選三席(連続)。日宣美特選(連続2回)。その他受賞多数。1991年、ニューヨーク・ソーホーのキャスト・アイアン・ギャラリーで個展。同年、ニューヨークの商工会議所と兄弟ともいうべき日本クラブのギャラリー(カーネギーホールの前)で個展。ロンドンでは、日英協会主催のジャパンフェスティバル(デザイン・ミュージアム)に作品を出品(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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