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脳科学から広告・ブランド論を考察する

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  • サイズ A5判/ページ数 220p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784828205144
  • NDC分類 674.1
  • Cコード C3063

内容説明

従来の広告の常識では信じられないような現象が起きている。新聞広告調査では長年、「好み」などはエモーション(情緒)とされ、広告情報理解率に結びつかないとして軽視する傾向があった。しかし、脳科学の分野でいう感情に興奮を含む「情動」が、広告のプラス・マイナスに大きく影響していることがわかってきた。その情動などの積み重ねがブランド(企業・商品)イメージを形成することが明らかになっているのである。

目次

序にかえて―結論の章 新・新聞広告調査を抽出する
第1章 「注目」と新聞広告調査で切り捨ててきた人たち
第2章 人間はメタファーで「元型」(集合無意識)情報処理している
第3章 新聞広告調査で忘れている情動の「好み」と「期待(興味)」を追求する
第4章 欧米の広告学者による新しい「好み」研究から
第5章 新時代の「好み」調査―二つの根元を洗い直す
第6章 「ブランド形成」を記憶から検討する
第7章 広告界の空白部・脳科学からの「情動」→イメージ形成

著者等紹介

山田理英[ヤマダリエイ]
アート・ディレクター。日経広告最高賞(連続2回)・日経広告企業広告最高賞(2回)。毎日デザイン賞通産大臣賞・特選一席、特選二席、特選三席(連続)。日宣美特選(連続2回)。その他受賞多数。1991年、ニューヨーク・ソーホーのキャスト・アイアン・ギャラリーで個展。同年、ニューヨークの商工会議所と兄弟ともいうべき日本クラブのギャラリー(カーネギーホールの前)で個展。ロンドンでは、日英協会主催のジャパンフェスティバル(デザイン・ミュージアム)に作品を出品(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メルセ・ひすい

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8-41 赤147 憧憬的で方向性が…心理学から消費者のブランド選びだが「好き・嫌い」という「情動」に大きく左右され、数値化しやすい。「合理的なものだけをチェックする」・調査ではブランド消費は解明が不能。脳科学の分野でいう感情に興奮を含む「情動」が、広告のプラス・マイナスに大きく影響していることがわかってきた。本書は、その情動などの積み重ねが、ブランドイメージを形成することを明らかにする。                      2007/04/30

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心理学は科学なのか、ともやもやしながら過ごしてきた。最近ようやく、心理学は環境や経験など外的な要因にて左右される一方で、脳科学は人間の構造としてある種普遍的であると感じている。本書では、たくさんの論文研究の中から広告表現(あるいはメッセージ戦略)を脳科学の見地から分析。非常に読み応えがあった。特に、情緒ではなく、「情動」を広告が与える影響として示している点は広告の役割から考えても正当性が高いと感じた。やや、分かりにくい言い回しもあるが、この分野に興味ある人には為になる一冊と言える。2022/02/12

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