あの空にも悲しみが。―完訳「ユンボギの日記」

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784828205083
  • NDC分類 K929
  • Cコード C0098

内容説明

「ユンボギの日記」は、1963年6月から翌年1月にかけてつづられた小学校4年生の日記。舞台は韓国大邱市。極貧の生活苦にあえぎながらも、日々たたかい、気高く生きようとするユンボギ少年の姿は、全国民の涙をさそった。

目次

第1部 お母さんはいまどこに(ぼくはチューインガム売り;引っこし ほか)
第2部 暗い真夏(お父さんの病気;ふたたび学校へ ほか)
第3部 明るさをとりもどして(あたたかい金先生;空にはいくつかの雲のかけら ほか)
第4部 スンナもどっておいで(ハトになって、お母さんとスンナをさがしたい;あの空にも悲しみが ほか)

著者等紹介

イユンボック[イユンボック]
李潤福。1951年生まれ。1990年死す

塚本勲[ツカモトイサオ]
大阪生まれ。天王寺高校をへて、京都大学文学部言語学科卒業。同大学院博士課程修了。その頃京都朝鮮中高級学校非常勤講師。大阪外国語大学専任講師(1963年)。1977年に「ハングル塾つるはし」設立。2000年3月大阪外国語大学教授を定年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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がんぞ

3
昭和42年の旧版で通貨が「円」と表記されたのが奇異だったが「ウォン」に直っている。「気ちがい女」は「頭がおかしくなった女の人」、「トンム」は「友だち」になったが、「ベント」=弁当という変な表記が不変更。省略されていたのは6.23麦落穂拾い、10.9金東植先生(11.23も)、10.17「雲のかけら」。10.25「りんご」は、担任の先生が弁当を持って来れない三人に林檎をくれた話だが、そのあと黒板に三人の名を書いて「貧しいから弁当が無い」と発表したというのは嘲笑としか思えない。11.30薬屋が薬を恵んでくれる2014/11/13

ハッカ飴

3
ユンボギの純粋で気高い心はどこから生まれたのか、人間性、人間の心は何によるものなんだろう。極貧のなかでなお善い心を持ち続けるユンボギに感動。2010/01/26

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