内容説明
百余年前にアープ・トーマス博士が「人間の健康は、食にあり。その食料の健全なる栄養源は、土壌にあり」と見透した慧眼を、いま一度ここに呼び醒ます。そういう虫の目の視点で日本の農業を考え直す原点に立ち帰ったとき、まさに微生物(アープ・トーマス・オルガ菌)の働きが、大きく厚い堤防をも穿つ、まさに蟻の一穴になるかもしれない。
目次
第1章 “おいしい食”、“おいしい農”を取り戻せ(北方型冷凍性気候の地で「あのパプリカ」に出会った!;春菊の植わる畝床の土を踏んで、また驚いた ほか)
第2章 「アープ・トーマス・オルガ菌」とは(これがアープ・トーマス・オルガ菌による土づくりだ;アープ・トーマス博士の「トーマス・バクテリア群」 ほか)
第3章 これが「自然環境農法」だ(雲仙普賢岳の麓で農業変革の烽火が上がった?;農民が熱い視線を注ぐ「自然環境農法」の話 ほか)
第4章 日本農業の再生・復興のために(自然環境農法を提唱する「大橋伸一」とは;立ちはだかる「農協」の存在を、どう考えるか… ほか)
著者等紹介
渡部靖樹[ワタナベヤスキ]
1943年、石川県生まれ。早稲田大学理工学部に学ぶ。「人」、「生命(生命科学)」、「科学技術」、「環境(地球環境)」、「個と社会・組織」を主テーマに追求するノンフィクションライター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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