内容説明
はみ出し商社マンとして世界中を駆け回り、日本各地の地域活性化プロジェクトに携わる中で、「持続可能な次の社会」を模索したとき、日本人が元来持っている資質に、その原点が潜んでいることを見い出す。世界、日本、故郷をめぐる感動の社会派エッセイ集。
目次
カイロ
ミッション
出向
ケガヂ―飢餓の記憶
ウブスナガミ
木を植える
最後のマタギ
北の旅人たち―メイキングオブ「マタギの里を旅する」
心に木を植える
そして、農〔ほか〕
著者等紹介
佐々木重人[ササキシゲヒト]
昭和44年、秋田県五城目町に生まれる。平成4年、東京外国語大学フランス語学科卒業。同年、大手商社に入社。化学プラント部に配属される。中近東石油公団相手にプラントの営業を行うが、自分の仕事のあり方を模索した結果、環境問題に行き当たる。「持続可能なまちづくり」をライフワークと認識するようになり、後に韓国の通貨危機、会社の経営危機を機に、転属を希望、関連会社で地域活性化のコンサルティングに当たる。その後、「経営の神様」と呼ばれる経営コンサルタント・舩井幸雄氏と出会い、2年間コンサルタントとして地域活性化の仕事に携わる。この間、「農的暮らしと地域の再生」等のフォーラムの主催や、秋田県五城目町や阿仁町の活性化の計画づくりを担当。平成15年1月より環境団体の事務局次長として、環境ビジネスのコーディネートを主な業務とし、現在に至っている。千葉県大網白里町に土地を購入し、エコハウスを建設、週末は「100坪の自給空間づくり」に励む
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