感想・レビュー
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藤月はな（灯れ松明の火）
40
継体天皇の皇位継承を基に男大迹皇子による約束が待ちきれずに追いかけてきた照日の前の舞いにより、二人は再会する物語。解説も詳しく、なぜ、秋での再会を約束したか、ヒロインの名前と「李夫人（反魂香を用いてまで漢王が寵愛した貴妃の故事より）の曲舞」を所望される事で皇位継承の正当性や妃選びの劇中において映えさせる効果を上げている。また、口語訳の下に謡も収録されており、謡では省略されがちな（故に分かり辛さを助長している）主語などが明確になっているのが有難い。2024/12/29
