目次
第1章 能の謡―華やかなフシをたどる(「上ゲ歌」の形成とその応用―返シを謡うということ;世阿弥自筆熊本節付考―“難波梅”・“盛久”・“江口”をめぐって;下間少進手沢車屋本節付考―桃山時代の謡のフシを考える ほか)
第2章 狂言の謡―流行歌の摂取と狂言謡(狂言小歌拍節遡源―狂言小歌は拍子合か拍子不合か;独吟一管「海道下り」の伝承再考;狂言小舞の伝承を考える―和泉流各家のフシの比較を中心に)
第3章 能の周辺・音楽の周辺(ちと年寄しくある女面―“井筒”と“砧”;室町時代の「読ミ物」覚書;風流能と大ノリ謡 ほか)
著者等紹介
高桑いづみ[タカクワイズミ]
東京生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。東京藝術大学音楽研究科修士課程修了。早稲田大学文学部演劇研究科より博士号(文学)取得。現在、独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所無形文化遺産部無形文化財研究室長。第21回東洋音楽学会田邉尚雄賞(2003年度)第35回観世寿夫記念法政大学能楽賞(2013年度)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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