内容説明
九十年間、能・狂言とともに歩んだ長老が名人の至芸をよみがえらせる。付録・戦前東京の能楽堂マップ・名人年表。
目次
喜多六平太に五歳で入門して
大きく見えた喜多六平太
家元としての喜多実
喜多実と学生鑑賞能
対照的な兄 後藤得三
天衣無縫の人 金剛右京
金剛の特殊な型
観世左近と山崎楽堂
声慣らしにつとめた脇能の地頭
劇的に演じた左近〔ほか〕
著者等紹介
山崎有一郎[ヤマサキユウイチロウ]
1913年和歌山県生まれ。大正から昭和にかけて、能の研究家、能舞台の建築家として知られた山崎楽堂(静太郎)の長男として生まれ、幼少から能楽に親しむ。早稲田大学卒業後、朝日新聞社に入社。現在、能楽評論家、初代横浜能楽堂館長として活躍
三浦裕子[ミウラヒロコ]
1959年東京都生まれ。東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程修了。武蔵野大学、青山学院女子短期大学、立教大学、国立音楽大学などの非常勤講師を勤める。武蔵野大学能楽資料センター研究員、早稲田大学演劇博物館研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。