内容説明
野村萬斎が答える、狂言のQ&A。狂言が時空を超えて愛される理由が、ここにあります。狂言の舞台写真満載。主な狂言のあらすじ、用語の解説付き。
目次
登場人物
狂言事始
能と狂言
狂言の型
狂言の修業
狂言の花
舞台様式
演技・演出
狂言を観る
新演出
著者等紹介
野村萬斎[ノムラマンサイ]
1966年生。野村万作の長男。祖父故6世野村万蔵および父に師事。能楽協会会員。3歳で初舞台。東京芸術大学音楽学部卒業。「狂言ござる乃座」主宰。国内外での狂言・能公演に参加する一方、シェイクスピア劇やギリシャ悲劇など古典劇の主演や、映像作品への出演など幅広く活躍。94年文化庁芸術家在外研修制度により渡英。芸術祭新人賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞等を受賞。東京芸術大学非常勤講師。2002年世田谷パブリックシアター芸術監督に就任
網本尚子[アミモトナオコ]
1963年富山県生。お茶の水女子大学大学院博士課程修了。東京富士大学助教授。学生時代、狂言サークルに所属し、野村万之介師に師事
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
G-dark
5
野村萬斎さんが狂言についての様々な質問に答え、その質問に関する監修者からの解説と写真が載っている本。狂言に出てくる人物はみんな、悪役に近いキャラクターはいても大悪党はいなくてどこか憎めないし、仕事をさぼろうとするけどさぼりきれなかったりするし、何だか親しみを感じますね。身近な人に似てるー!と思ったり、自分にもこういう一面があるなー!と気づかされたり。この本には狂言の舞台のそれぞれのあらすじも載っていて、あらすじを読んでいるだけでも楽しいです。『鎌腹』のあらすじは笑っていいのかいけないけど、笑いました!2015/10/10
ルアット
5
ほんとに素人的な質問に対して、萬斎さんが答えるという形で書かれており、写真や図も挿入されていて、狂言を全く知らないど素人の私にもわかりやすい本です。2011/05/18
ハイパー毛玉クリエイター⊿
4
生で狂言を観てみたいなぁ。2016/09/05
ななこ
3
最初は勉強的な意図で読んでいたけど、後半になるにつれて、おもしろそうだな、と思ってきた。 まずは、劇場公演の狂言を見に行きたいかな。2015/04/07
篠田@書店員復帰を目指し中!
3
狂言初心者にもわかりやすく、理解出来る。野村萬斎さんの解説や言葉はわかりやすいので好き。2012/04/25