内容説明
統計数値や実験結果などの根拠(エビデンス)のある数値から、世の中で常識とされている事柄のウソを見抜き、これらのエビデンスの重要性を例を挙げながら解説する。例えば本当に飲酒運転は危険か?研修医は大都市に集中して地方は医師不足なのか?凶悪犯罪は増加しているのか?若年層の自殺者は増えているのか?まことしやかに巷間で言われていることに疑問を呈し、エビデンスを求めて政府の発表している統計数値や国内外の研究論文などに当たってみると、意外な事実が!常識を疑い、自分の目で確かめる思考法の勧め。
目次
第1章 「EBM」に学ぶ(EBMとは「根拠に基づく治療」;薬は使ったほうがいいのか? ほか)
第2章 「エビデンス」を使った思考法(世の中にはウソがあふれている;「医療崩壊」の原因 ほか)
第3章 「常識のウソ」はどのようにして生まれるか(理屈重視の社会;ニュースになるのは「珍しいこと」 ほか)
第4章 人はなぜ「常識のウソ」に騙されるのか(「バイアス」が判断を歪める;根拠を考える習慣を身につける ほか)
第5章 「エビデンス・ベースド・ポリティクス」の勧め(治安は本当に悪化しているのか?;「勉強することは悪」ではない ほか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪生まれ。1985年東京大学医学部卒。その後、東京大学精神神経科助手、アメリカ・カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、精神科医、国際医療福祉大学大学院教授。2007年12月に初監督作品の『受験のシンデレラ』がモナコ国際映画祭でグランプリを含む4部門で受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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