角川SSC新書
ヨーロッパのアール・ヌーボー建築を巡る―19世紀末から20世紀初頭の装飾芸術

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784827550672
  • NDC分類 523.3
  • Cコード C0295

内容説明

アール・ヌーボー建築の魅力を伝えた専門書は世の中にあまたに存在するが、カメラマンの視点で捉えたガイドブックは本書が初めてである。彼はイタリア・ミラノから公共機関の交通のみを利用して、ヨーロッパ各地を巡り、アール・ヌーボー建築の素晴らしさを撮り続けた。デジタルカメラが主流になった今日ではあるが、銀塩写真=アナログ写真の醸し出す色合いや圧倒的な迫力は、デジタル写真とは一線を画すものであり、100年経過した今でも建物の存在感を伝えてくれる。

目次

第1章 スペインカタロニア地方のモデルニスム
第2章 ドイツのユーゲント・シュティール
第3章 ギュスターヴ・エッフェル
第4章 ベルギーブリュッセルとアントワープのアール・ヌーボー
第5章 スイスル・コルビュジエとシュタイナ
第6章 イタリアのリベルティ
第7章 イギリスのアーツ&クラフトとマッキントッシュ
第8章 オーストリアのウィーン分離派
第9章 オランダのアムステルダム派
第10章 フランスのアール・ヌーボー

著者等紹介

堀本洋一[ホリモトヨウイチ]
写真家。1948年兵庫県生まれ。1971年にイタリアに渡り、1976年、イタリア国立ブラレ美術学校舞台美術科卒業。その後、写真家として、イタリア国内や日本から依頼された仕事を多数こなす。現在も、イタリアに在住し、一線で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソバージュ

1
ヨーロッパ各地の世紀末様式・アールヌーボー建築が素敵な写真で紹介され、とても興味深かったが、せめてあと1.5倍程の単行本の大きさが欲しかったな。2017/04/21

ヒラタ

1
ロマネスク様式と同じように各国様々なアールヌーボー建築様式があるのですね、モデルニスム、リベルティ、アーツ&クラフト、ウィーン分離派などよび名も違います。著者が写真家なので見やすく的確な写真が沢山掲載されています。堀本氏の一番は表紙に使われているナンシー派でしょうか?私は実際に行ったことで、美しさだけでなく実用性が隠されているとわかったガウディと甘い雰囲気のモンタネール、優雅なギマールが好き。この本に掲載されている中で一番好きな写真はスペインのグリル・ルーム、他の写真も観てみたい。2014/11/06

海老エミ

0
大学の研修旅行でこの中の建物を廻った。どれもスゲー本物だー!うわーヤバイわー!と若者風に感動した。っていう新鮮な感動を思い出して懐かしい。地域順になっているので旅行の参考にもしやすいのかもしれない。私はグラスゴー推し。2017/11/05

emiko

0
アール・ヌーヴォーといっても、それぞれの国らしさがあって興味深い。新書なので写真が小さいのが残念。2011/07/03

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