内容説明
今年は、4年に1度の夏期オリンピックイヤーであると同時に、アメリカ大統領選挙の年でもある。ほぼ1年をかけて、大統領候補という神輿が全米を練り歩く。初の女性大統領の誕生か、はたまた初の黒人大統領の誕生か。総額5000億円の政治資金が乱れ飛ぶ巨大イベントの真実を、過去4回の大統領選挙を取材した“最もアメリカ大統領選挙に詳しい日本人ジャーナリスト”である著者が精緻に分析する。華やかな大統領選挙の影に、アメリカの歪んだ現実が見えてくる。
目次
第1章 ヒラリーの驚くべき集金システム(打って出る決意;5100万ドルの内訳 ほか)
第2章 大統領選挙の隠れた真実(ヒラリーの選対本部へ乗り込む;ボランティアのキャンバシング ほか)
第3章 ジュリアーニのカネへの執着(アメリカの市長;ジュリアーニを形づくったもの ほか)
第4章 本選挙への果てしなく長い道程(投票日が火曜の理由;無制限の選挙期間 ほか)
第5章 仁義なきテレビ広告戦争(ある選挙予測;テレビ広告の効果 ほか)
著者等紹介
堀田佳男[ホッタヨシオ]
1957年東京生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、ワシントンのアメリカン大学大学院国際関係課程修了。米情報調査会社などに勤務。永住権取得後、90年にジャーナリストとして独立。政治、経済、社会問題など幅広い分野で活躍。過去4回の大統領選を取材した唯一の日本人ジャーナリストでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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