内容説明
世界は今、危機的な水不足に瀕している。人口増と地球温暖化が加速する中、欧州、アフリカ、アジアでは水不足による紛争が勃発。さらに、水を利権ビジネスと考える巨大企業が、地球の水を支配しようと動き出している。資源、穀物に続いて、最終戦争とも言える水の奪い合いが、世界中で巻き起こっているのだ。水の超大量消費国である日本にも、危機が迫っている。日本人がまもなく直面する水不足の現状と対応策を、総合商社の最前線で活動する「資源」の第一人者が語る。
目次
序章 世界各地で起こっている水資源戦争
第1章 枯渇の危機に瀕する水資源
第2章 地球温暖化がもたらす水と食糧の危機
第3章 巨大な利権とビジネスが動かす水
第4章 資源大量消費時代の到来
第5章 穀物をめぐる3つの争奪戦と穀物メジャーの戦略
第6章 水の超大量消費国・日本はどうすべきか
著者等紹介
柴田明夫[シバタアキオ]
1951年、栃木県生まれ。1976年、東京大学農学部卒業後、丸紅入社。鉄鋼第一本部、調査部を経て、2000年に業務部(丸紅経済研究所)産業調査チーム長、2002年に同研究所主席研究員に就く。副所長を経て、2006年に所長就任。内外産業調査・分析、産業政策・国際商品市況分析の専門家として知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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