内容説明
2007年7月29日の参議院選挙で、自民・公明連立政権は歴史的な大敗を喫した。内閣改造後も政治家のスキャンダルが相次ぐなか、安倍首相は臨時国会開会中に政権を投げ出し、辞任へ―。混迷する政局のなか、民主党は、衆議院の解散総選挙、政権獲得をめざして対決姿勢をますます強める。民主党が政権をとることで日本の政治はどう変わるのか?自民党政治はなぜここまで腐敗したのか?政権交代に向けてカウントダウンを始めた激動の政治情勢を斬る。
目次
日本政治激動の予兆―政権交代の条件が整った
「自公」から「自公VS民主」時代へ―「二大政党制への道が開いた」
否定された小泉構造改革路線
小泉政治の“興隆”と“破綻”を振り返る
小沢と安倍、どちらの訴えが国民に届いたのか
与野党の財源論争を検証する!
民主党・国民新党の共闘で小泉構造改革路線に決別を!
外交なき国の外交論争―従米国家からの脱却
政治をここまでダメにした世襲議員たち―自民党長期政権の弊害
民主主義を忘れた自公時代錯誤内閣に起死回生の妙薬はない!
自公支配から脱却した参議院が本来の使命を取り戻す
民主党政権の可能性はホンモノか?
命運尽きたり!自公連立政権
小沢民主党の「中道保守主義」を解き明かす
憲法第9条改正をめぐる政治情勢の変化
従軍慰安婦発言で歴史認識の甘さを露呈した安倍前首相
「民主党に政権を任せられるのか?」を検証す
2007年8月15日、戦後62年を振り返りつつ、いまを考える
著者等紹介
森田実[モリタミノル]
1932年静岡県伊東市生まれ。東京大学工学部卒業。日本評論社出版部長、『経済セミナー』編集長などを経て、1973年から政治評論家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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