内容説明
万葉びとは、その時代ならではの感性で“音と声”をとらえている。自然界からもたらされる物音、生き物の鳴き声、人の声など、“音と声”の世界にスポットをあて、歌の構造にそって解説する。万葉集を楽しく読み、古代和歌の魅力をわかりやすく語る。
目次
第1部 巻1~巻五(王者の歌声―求愛の名のり;国土を讃める ほか)
第2部 巻六~巻十(群れ飛ぶ鶴(たず)
別れの宴 ほか)
第3部 巻十一~巻十五(風の音;鳴神―ゴロゴロさま ほか)
第4部 巻十六~巻二十(安積山―前の采女のうた声;即興歌―狐の声 ほか)