出版社内容情報
教王護国寺境内の東寺稲荷、京洛の春を彩る稲荷祭の環幸など、今に広く庶民の崇敬を集める穀霊のカミ・稲荷の真姿を、諸資料を駆使して多彩に描きだす。<目次>1因幡堂から 2葦葉・稲葉 3稲荷詣の女たち 4古代稲荷巫女 5稲葉より験の杉へ 6稲荷山と愛宕山 7眷属とコメ 付・稲荷山の炎色 はなわ新書52
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
3
ふむ2022/12/14
chang_ume
2
ほぼ語呂合わせ的な項目羅列に終始して、なんとも本の体を成してない。序盤に稲荷=稲葉=因幡堂の近接が執拗に説かれますが、それが「稲荷信仰」の全体解釈のなかでどのような文脈を持つのか一切示されず。だからそれが何だという印象。また稲荷社と大師信仰の関係など、語れずじまいの内容も多く、ますます意味が分からない。大学講義の底本のようですが、これを受講した学生が哀れです。2018/10/17
toiwata
1
このくにの信仰とはなにものであったのか。祖霊があり、神仏があり、フォークロアがあった。相互に交わらない三次元の空間にひかれた直線にも似る。<<稲の花咲くころ、稲葉の尖を電光が走る。>> p.23 <<国学者や神職は仏臭を極度に嫌った。>> p.1772016/07/07
mft
0
新書の割にいろいろな知識は前提されている。「竜頭太」とか「験の杉」とか何て読むのか知らなかった私などは想定読者層から外れていたに違いない。2016/03/10
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