内容説明
尾鷲組大庄屋文書や道中日記、若山家善根宿納札など、今に残る膨大な古文書群の力によって、江戸時代の熊野街道を歩んださまざまな旅人たちと旅の様相、そして彼らを迎えた街道沿い村々の実像が蘇る。
目次
1 青森からの旅立ち
2 熊野の道の特質
3 道中日記から見る旅
4 善根宿と納札
5 村々による旅人の救済
6 貧しき旅人たちの諸相
7 旅人救済の制度と実態
8 熊野からの旅立ち
9 女三代の旅の終わり
著者等紹介
塚本明[ツカモトアキラ]
1960年愛知県生まれ。1989年京都大学大学院博士課程単位取得退学。京都大学人文科学研究所助手などを経て、三重大学人文学部教授。博士(文学・京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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