内容説明
「富国強兵、西洋に追いつけ」「ドイツの将来は海上にあり」後発の近代国家・日本とドイツの軍港都市を比較。日本の軍港都市・佐世保とドイツの軍港都市キールの近現代をたどり、軍港都市の特異性や歴史的役割を明らかにする。
目次
軍港都市の再評価に向けて
1 キール編(軍港都市キールの前史;軍港都市キールの誕生と発展―第一次世界大戦まで;最初の敗戦―第一次世界大戦後のキール;ナチズムの時代―再度の繁栄;再度の敗戦と復興)
2 佐世保編(軍港都市佐世保の誕生;軍港都市佐世保の発展―戦争を糧として;第二次世界大戦に向けて;平和の到来―戦後の佐世保;基地の街・佐世保)
軍港都市のいま
著者等紹介
谷澤毅[タニザワタケシ]
1962年東京生まれ。1984年上智大学経済学部卒業。1997年早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程単位修得退学(西洋経済史専攻)。1993‐94年早稲田大学交換留学生としてドイツ・ボン大学に留学。現在長崎県立大学経済学部教授。博士(経済学:早稲田大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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