内容説明
七世紀末に中国東北部から朝鮮半島北部にかけて建国された渤海は、「海東盛国」とも称され、滅亡にいたるまでの約二三〇年間に、日本を含めた周辺国と活発な対外交渉をもっていた。渤海使・遣渤海使の発着・目的地となった渤海王城が、平城京―北陸道―渤海国―唐都長安を結ぶ交流回廊に位置し、人・物資・情報の移動と伝播を支えた歴史的世界を描く。
目次
序章 渤海王城と天平の交流―よみがえる渤海遺産
1 日本・渤海国の交流と課題
2 渤海文化遺産と交流回廊
3 渤海の建国・王城と交流環境
4 渤海使と遣渤海使
5 渤海・唐遺址発見の和同開珎
著者等紹介
藤井一二[フジイカズツグ]
1941年東京都生まれ。1964年富山大学文理学部文学科(史学専攻)卒業。金沢経済大学教授・大連大学中国東北史研究中心(大学院)客員教授等歴任。現在、金沢星稜大学経済学部特任教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- 学校怪談(1) 週刊少年チャンピオン